内容説明
妖精フィツとの突然の別れから一年、十四歳になった少女ペチカは大都市パーパスで暮らしていた。初めて幸せを手にしたかに見えたペチカだったが、世界の最後を告げる「妖精の日」はすぐそこまでやって来ていた……。すべてが崩壊へと向かう中、始まるペチカの最後の旅。そして感動のクライマックスへ!各誌紙で絶賛された長編冒険ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
101
すごいすごいすごい!!素晴らしい!!!喜びも痛みもストレートに伝わってくる。「誰だって、自分が思っているよりはすごい人間だよ」ヤヤさんの言葉、とても心に響いた。辛く、悲しい場面の後には、大きな大きな感動と喜びが待っている。丁寧な設定も含めて、本当に大好きな作品(*´︶`*)♡何度読んでも飽きないし、感動させてくれるんだよな♪2014/11/25
たるき( ´ ▽ ` )ノ
52
あのペチカが人を信じることができたり、許すことができたり・・・それだけでものすごい感動。何回読んでも、また読みたくなる魅力がある。本当に本当に大切な、大好きなお話。2018/01/01
おぺろ
27
こんな名作を今まで読んでなかっただなんて!と思うぐらいです。はてしない物語を読んだときと同じ感動を感じました。ペチカを通して自分を見つめなおせます。暖かいな。人間って醜いかもしれないけど、何度でも自分を変えることができるんだって気づかされました。大人も子供も読んで欲しい本です!2011/02/21
うりぼう
26
樽さんのオススメ。母親に出会えなかった男、母親に虐待された女、母親の思い出で生きる少女の3様の物語。愛のない男は、うらみに死に、愛に救われた女は、愛を送り、少女は、思い出を糧に立ち上がる。人は誰もが旅の途中、変化できることが素晴らしい、キングの「ドリーム・キャッチャー」と重なる。第8章は、「シャングリラ」の原型のよう。フィッツは、「カードキャプターさくら」のケロちゃんを思わせる。テディーは、金色の雨でも生き返らないのだろうか。2009/12/09
ピカ
25
ルージャンがカッコよかった。上巻と比べての活躍っぷりに拍手を送りたい。ペチカやルージャンが故郷に帰って、1年前との感じ方の差に驚く場面が、彼女たちの成長をよく表わしていて、好きなシーン。「誰だって、自分が思っているよりはすごい人間だよ」。ヤヤさんの言葉がすごく印象に残った。2013/11/10