講談社文庫<br> 隠密 味見方同心(四) 恐怖の流しそうめん

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講談社文庫
隠密 味見方同心(四) 恐怖の流しそうめん

  • 著者名:風野真知雄【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 講談社(2015/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062931922

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内容説明

料理自慢の坊主が、「がんもどき」ならぬ「つるもどき」という料理をつくったらしい。魚之進がその寺を訪ねると、すでに坊主は殺されていた。兄・月浦波之進が死ぬ前に言い残した「この世ならぬ」料理とは、精進料理のことではないのか?新米同心・魚之進が新江戸料理を隠密捜査する大人気シリーズ、第四弾!

目次

第一話 つるもどき
第二話 へったれ漬け
第三話 ちくび飴
第四話 怪談そうめん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

61
相変わらず謎解きは穿ち過ぎで魚之進の推理にピリッとしたところが感じられない。義姉が感じた謎の視線も引っ張ってきた割には中途半端な落としどころで、もしかしたらと巨悪の存在を匂わせておいてそこに触れていかない所もじれったい思いがする。なんだかんだと読み進めてきたが魚之進を取り巻く面々も掘り下げが出来ていないためにいまひとつ魅力に乏しいのが残念だ。今後、河内山宗俊との絡みがもっと増えれば物語が引き締まってくるかと期待しつつ…2016/01/27

たち

41
兄の遺言「この世のものとは思えないほど美味しい料理」を求めて今日も探索を続ける魚之進。今回も変わった食べ物が次々と出てきます。「つるもどき」では、鶴の肉の味を聞きに、あの大悪党の疑いのある北谷道海のもとへ単身乗り込みます。この道海、なかなか面白いキャラクターで今後の話の展開にどう関わってくるか楽しみです。2016/10/28

kagetrasama-aoi(葵・橘)

40
「隠密味見方同心」第四巻。兄を殺した事件の真相にたどり着くのはいつかなぁ…。手懸りが「この世のものとは思えないほど美味しい料理」ではあまりに漠然としていますから。もうひとつの興味はお静さんの処遇、波之進から「魚之進を助けてやってくれ」と言う幻聴を聞いてしまったら、実家に帰り難いよね。でも、魚之進の気持ちを思えば、あまり親切にするのも酷なんじゃないかと思うけど…。でも、雑学を駆使して推理して事件解決に結びつける魚之進は、確かに颯爽とした同心ではないけど、中々味わい深い男だと思います。頑張れ魚之進‼️2023/03/08

32
さくさくと♪今作は、何だか魚之進が可哀想に感じてしまった^^;お役目は果たしてても、お静さんはねぇ、代わりは務まらないのね。2016/03/04

ううち

32
相変わらずサラッと読めます。謎のお料理に関して大きな進展はありませんでしたが、お静さんの推理はなかなか面白かった。今も昔も年寄りは『いまどきの若いもんは…』って思うものなのですね。へったれ漬けは美味しそうなので食べてみたい。2015/12/21

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