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内容説明
◎生活をしていると不可解な価格というものはいろいろとあるものですが、裏にはその企業の「儲けるため」の戦略があるものです。
本書では身近な例から、価格の設定の背景にある戦略(マーケティングや経営戦略)と「儲けるための会計」を関連させながら紹介していくものです。
◎大塚家具vsニトリ、フェラーリvsワーゲン、家電量販店vs町の電気屋さんなど、その「価格」から、儲けている戦略・ビジネスモデルを会計的に分析し、それぞれの強みや弱みを紹介(ただし数字は損益分岐点など図版で見せる部分が多いです)。文体もやわらかく、読んで「なるほど!」と思う内容になっています。
◎マーケティングや戦略、ビジネスモデルに関心はあるけど、会計はどうも……、という方にもお勧めです!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
117
面白かった。身近な例を題材に、ニュース記事や公開情報を駆使して企業のコスト構造を推測しながら、会計の基本が学べる。タイトルの「スーツ2着目半額」のカラクリの他にも、大塚家具とニトリの価格構造の違い、高級ホテルやフェラーリの付加価値の考え方、PBとNBのコスト構造比較、セルフうどん屋や「俺のフレンチ」などの価格競争の仕掛け方、ホテルや航空券の「早割」がなぜ儲かるのかなど、計算式付きでわかりやすく解説。最後は年収500万円の給料を出すために必要な売り上げの具体的試算(約6000万円)もあり、耳が痛いところ。2015/11/25
メタボン
28
☆☆☆ 損益分岐点、限界利益について理解を深めるための書。タイトルに思いっきり釣られてしまった(笑)。内容はごくごく普通の会計に関する教科書と思って良い。2016/08/30
たまきら
19
読み友さんから。面白かった!物欲から解脱した(食欲と知識欲は数倍)私と旦那さんはあまり物を買いません。でもこの本で「へえ!2着目は半額!」とか、「ジーンズ2着目以降○千円か」とか、「これでもうかるんだろうか?」と一瞬考えてみたものの流していた疑問が「こういうわけなんですよ」と種明かしされているのにニヤリ。戦略が大切なのはわかりきったことですが、いや~成功例や失敗例も興味深いです。…昔ながらの商店街で買い物を済ませ、Tシャツは墨田区自慢の繊維屋さんで購入する私たちって本当にマイノリティなんだろうなあ。2016/04/06
ひろ☆
16
こういうの疎いから、初心者にもさらりと読める。2015/11/18
645TJC
9
長期的な視点に立った企業戦略全体の整合性の大切さを再認識し、会計知識の復習にもなった。企業経営の上位概念である経営戦略とその下位概念にあたるマーケティング戦略、会計のつながりから、事業経済性の効果・からくりが分かりやすく説明されている。2015/12/02