飴菓子(1)

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飴菓子(1)

  • 著者名:群青【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2015/09発売)
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  • ISBN:9784063807950

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内容説明

少女の姿をした植物“飴菓子”と、オオカミ族の少年・糸巻。飴菓子はオオカミの生き血を吸い、1年後、熟したその身をオオカミが喰らう。喰い、喰われるだけの関係――そこに愛が生まれた時、本能に逆らうことができるのか!? そして人間をも魅了する飴菓子たちは、商品として取り引きされるようになり……? 切なさに胸しめつけられる異種族間の究極の純愛!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっちゃん

29
なんて残酷な純愛か。想いを寄せたが最後、喰らわなければ互いに身を崩し、喰らえば愛しい人を失う。悲しい異種間の運命。見ていて苦しくなりますが、主人公の生き方の結末まで見届けたくなる。何かを考えさせられるファンタジーです。2015/09/08

いと

16
帯や表紙から想像していたけど、最初から切なくて悲しくて何だか今も受け止めきれてない。最初は、本能のままいつか喰って喰われる関係として出会う古狼と飴菓子。でもそこに、愛が生まれてしまったら…?この想いの行き場は…?もう愛して‘‘しまった’’と言わなければいけないことが辛い。でも辛いとまで感じるのに、何故かどこかで美しいと感じてしまうのが不思議。次も読みたい。2015/09/26

幸音

15
あらすじと試し読みで気になって。オオカミの血を餌とする少女の姿をした植物・飴菓子と、共生しながら守り通した後に彼女を喰らうオオカミ。期間限定の異種族間の愛が切ない。あらすじに惹かれたために第1話・第2話がめちゃくちゃ良かった。第1話の最初がラストシーンなので結末はもう提示されているのだけど、だからこそ涙腺が緩んで持っていかれた。第3話以降は舞台が森から町へ。別のオオカミと飴菓子のエピソードが切なくて、話の運びに胸が締め付けられた。天然モノの飴菓子のキャラクターが可愛らしく、この雰囲気の中で和む存在。2015/09/16

ako

14
食べる側と食べられる側の恋。1年間はオオカミが自分の血を飴菓子に与え、1年後にはオオカミが飴菓子を食べるという設定がおもしろい。その間に信頼関係、恋愛感情が芽生えるのは切ないなぁ。好きな相手を食べなきゃオオカミは死んじゃうし、飴菓子は好きな相手に食べられのが幸せなんて…10年後、飴菓子を人工栽培するようになり、オオカミは生きる餌として、天然の飴菓子は貴重な存在として人間に狩られる存在に。1年しか一緒にいられない2人なのに引き離すなんて悲しすぎる。幻想的な雰囲気で好き。2016/07/04

ぽっぽママ

11
少女の姿をした植物に1年間、自分の血を与えて熟したらそれをたべなければいけないオオカミ族の少年の話。短編かと思ったら4巻まで出ているよう。まだ隠された設定がありそうです。2018/04/26

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