集英社文庫<br> 【電子特別版】夫婦で行くイスラムの国々

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集英社文庫
【電子特別版】夫婦で行くイスラムの国々

  • 著者名:清水義範【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 集英社(2015/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087464672

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内容説明

巨大なモスク、そびえるミナレット(塔)、野菜が中心で美味な料理、所構わず大声でケンカするが親しみやすい人々。初めて訪ねたトルコでイスラム世界にどっぷりはまった著者夫婦は、イスラムの国々をとことん見ることを決意する。有名なエジプトやモロッコはもちろん、イラン、ウズベキスタン、そしてイエメンまで。宗教の陰に隠れた、人々の本当の暮らしとは!? 中高年夫婦で行く旅のコツも満載。電子オリジナル特典として、文庫未収録写真を多数掲載。

目次

序の章  インド――イスラムの幻影
オアシス・コラム1 水のこと
第一章  トルコ――文明の十字路
オアシス・コラム2 お茶、コーヒーのこと
第二章  ウズベキスタン――内陸シルクロードの旅
オアシス・コラム3 料理のこと
第三章  イラン――ペルシアの残像
オアシス・コラム4 酒のこと
第四章  レバノン、シリア、ヨルダン――三つの宗教のふるさと
オアシス・コラム5 ベールのこと
第五章  チュニジア――カルタゴとサハラ砂漠
オアシス・コラム6 モスクのこと
第六章  東トルコ――聖書と民族問題
オアシス・コラム7 バザール、スークのこと
第七章  モロッコ――迷路の国
オアシス・コラム8 道のこと
第八章  エジプト――ナイル川にアザーン
オアシス・コラム9 土産物のこと
第九章  スペイン――太陽の国のレコンキスタ
オアシス・コラム10 トイレのこと
追補の章 イエメン――摩天楼都市の国

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

103
2016年574冊め。夫婦の旅は90年代から始まっており、9.11テロ後にも今では気軽に行けなくなったエジプトやトルコを訪れている。今ではこの軌跡を辿ることは難しい。いつか我々がまた旅することができる日はくるのだろうか。内容としては旅行記として現地人とのエピソードや観光話を中心にしながらも、著者が独自に調べた歴史的な考察も多く参考になる。一神教なのに聖人を祭っているイランの謎は、シーア派だったからとか。2016/07/18

ワニニ

59
【ナツイチ2016】昔、『国語入試問題必勝法』を読んで爆笑したりしたので、きっと…と手に取ったら、やっぱり面白かった!何といっても夫婦で同じ興味を持ち、緩くでもテーマを持って旅先を決め、楽しく旅行出来るなんて羨ましい。その行先がイスラムの国々というのは、知的好奇心が湧いても、なかなか勇気が要るから、未知の世界を味わえる。中年以降海外旅行に目覚めた著者が、本当に率直な感想や疑問を書いているのも良い。あくまで旅行エッセイだが、歴史や文化等もだいぶ分かり易くまとめられていて、世界史知らずも引っ掛からずに読める。2016/10/30

鱒子

38
kindle本。清水義範さんご夫婦がイスラム圏の旅をしたエッセイ。お酒が好きな清水さんは苦労されていますね(^_^;) 予備知識なしで旅行して、気になったことを帰国して調べられているので、イスラム圏に無知な私にも分かりやすかったです。写真は全て奥さんが撮影されたようです。さすがにプロとは違いますが、とってもお上手です。2016/11/16

HoneyBear

37
トルコやエジプトで遺跡にはまって以来、家族でこの本のような旅行をするのが夫婦の長年の夢だった。ダマスカスとかパルミラ遺跡とか訪ねたかったが破壊されてしまって残念でならない。清水ご夫妻はチュニジアとかイエメンとかも行っていて羨ましいが、今はトルコやエジプトすら危険になった。ほんの10年そこらで中東の状況が大きく変わってしまったことを実感させられる。早く本当の意味での春が中東に訪れますように。それまで、この本で中東紀行の疑似体験をさせてもらうこととしたい。2016/04/19

ユメ

35
旅先のインドでイスラム文化の影響を感じた清水さんご夫婦は、イスラム圏の国々を順に旅する。しかし、それらの国々がイスラム国家であるというのは、あくまで現在の話。現地に降り立てば、イスラムだけではなく、ギリシア、ローマ、キリスト教…様々な文化が影響し合ってその国の歴史を構成していることがわかる。当たり前と言われてしまえばその通りだが、実際自分の肌で文明の交錯を感じる驚きと面白さは格別だろう。読んでいて、俄然世界史を学び直したくなった。何といっても、この知的な刺激に満ちた旅をご夫婦で共有しているのが羨ましい。2018/03/25

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