内容説明
映画にもなった感動実話。文庫版を電子化!
プロポーズの言葉も忘れてしまった私だけど、本当にありがとう。
つかささんは北海道網走市の普通の女子高生だったが、
17歳の時に、交通事故に遭い、車椅子生活になってしまう。
また頭を強く打ったことでそれ以後、
自分に起こったことを覚えていることができないという記憶障害が、
後遺症として残る。
それでも明るく前向きに生きるつかささんは、
25歳の時に網走市のタクシー運転手と恋に落ち、結婚を決意する。
当然のように周囲は大反対。ところが妊娠がわかり、
ついに周囲からも祝福される結婚式を挙げ、元気な赤ちゃんを出産した。
不運と困難の連続にも、
まったくひるむことなく強く夢を追ったつかささんの人生は、
生きることの本当の大切さを教えてくれる。
映画化もされた、人間愛が溢れる感動実話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gamemaker_K
7
神様は何のためにいるのかと。どんな人でもそれぞれ役割を持って生まれてきているわけだが、この主人公の役割の設定、ちょっと悲しすぎないか。・・・昔酔っ払って帰宅した深夜、テレビをつけたらこのドキュメンタリーが放送されていた。あまりの結末にしばらく何も考えることができなかったっけ。2015/09/26
K7☆
5
障害をもっていても強く生きたつかささん。本当にすごい人だと思う。 私も悩むことや辛いこと色々あるが、前を向いて、自信をもって人生を歩みたい。 残念ながら障害とは関係なく亡くなってしまいましたが、もし生きていたら活き活きと子育てをしていたんだろうなと思う。2017/08/20
KAORU SUZUKI
3
映画より原作は、、、現実は切ない。映画の強気なキャラではなく、とても優しい頑張りやさんなのがひしひしとつたわりました。まーさんは、コクらなかったのはねぇ2016/04/02
Oh!やまびこ
2
TVでドキュメンタリーを観た記憶がある。書籍化されたのも知っていた。フラッと立ち寄った中古本屋さんで文庫版が目に留まり購入。こうも前向きに生きられる人って凄い!素晴らしい!まして、人の役に立ちたいと前進する行動力には頭が下がる。決意は並大抵のものではなかったんだろう。また、巡り会ったご主人も懐が大きく優しい方で良かったぁ。病に倒れ息子さんの成長を見ずして他界され心中を察すると目頭が熱くなる。読後は自分も頑張らなくてはと奮い立たせられるような思いである。周りの方への感謝も忘れる事なく、もう暫く生きてゆこう。2018/05/04
春歌
1
ポジティブに、前向きに、恋をしたくなった。2017/10/31