内容説明
その日の東京生存圏は、戦勝記念祭のため、いつになく活気に満ちあふれていた。だが、その喧噪はあっという間に打ち破られる。東京湾に迫り来る軍艦。それは《大天使》ミカエルを旗頭とした、《統一世界政府》による、新たなる世界秩序を生み出すための《東方大征伐》の始まりだった。さらに、栞のもとにミカエルの魔の手が迫り――!? 敵も味方も誰一人ついて行けない常勝無敵ファンタジー第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
θ(シータ)
81
「より多くの人を守れるなら、使える力はどんな邪悪な力でも使う。それが君が焔クンに共感する部分じゃなかったかい?」文化祭を楽しんでいた焔についに最大のピンチが迫り来る、希望と絶望の狭間に挟まれる常勝無敵ファンタジー第三弾。今回はS級魔術師星河純華がいい味を出してるね。焔に追いつき、共に並ぶ盟友となる為に努力を惜しまない。でも、努力をしても手に入らないものがあるからこそ迷う。何に?《邪神》の力を手に入れる為に。それはつまり、人間を辞めてまで焔に追いつく事に。さて、もう選択の時は近い。星四つ【⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎】2015/11/30
ナカショー
14
邪神使いvs大天使。統一世界政府は大天使ミカエルを受肉させ、東京生存圏を討伐する東方大討伐を行う話。相変わらず統一世界政府のやる事に胸糞が悪くなったが、最後で統一世界政府の面々がいなくなったのは嬉しかったです。それにしてもミカエルやる事がセコイな。天使としての力があるのに人質とか……。次巻の展開も楽しみです。2015/09/13
アウル
14
お祭り騒ぎ中の東京生存圏へ大天使率いる連合軍が攻めてくる巻。今回は全体的にピンチの連続といった感じだな。次巻は反撃開始といったところだが、どう展開していくのかな?話的にもいろいろと謎が明かされそうな感じなので楽しみ。案の定、統一世界政府の3人はお約束の展開で退場だったな。 2015/08/04
晦夢
10
統一世界政府は大天使ミカエルを現世に受肉させ、ミカエルを旗頭に東方大征伐が行われる。いくら焔が個として強くとも守るものがある以上どうしよもない状況はあるよな。ミカエルがいかにも天使らしくて割と好き。天使は人間の事情なんて何も考えてないってのがいいよな。さて、分かりやすい構成になった状態で次巻楽しみ。2015/08/11
真白優樹
10
お祭りが始まる中、敵の大軍勢が迫りくる今巻。・・・人外に人間の常識を当てはめてはいけない。それはどこの世界でも不文律の筈なのに何をやっているんだか。それだから裏切られるんだろうに。・・・それはともかく今回は敗北の巻であり主人公行方不明、味方も壊滅的など徹底的に打ちのめされている。立ち上がれないのではないかというほどに打ちのめされている。だがそんな中でも立ち上がる少女・・・うん、こうでなくてはつまらない。どう逆転するのかはわからないがぜひとも暴れ回ってほしい。そして主人公早く。 次巻も楽しみである。2015/08/01