SB新書<br> 「戦記」で読み解くあの戦争の真実 日本人が忘れてはいけない太平洋戦争の記録

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader

SB新書
「戦記」で読み解くあの戦争の真実 日本人が忘れてはいけない太平洋戦争の記録

  • ISBN:9784797384307

ファイル: /

内容説明

◆戦後70年、語り継ぎたい痛烈な記憶! 当事者たちによる渾身の記録!

◆「もう2度と戦争は嫌だ」――これは、悲惨な戦争を体験した世代の心からの思いだ。
ところが、戦後70年という長大な時間は、避けがたく戦争体験を語れる証言者がいなくなるという現実を齎している。
悲惨な戦争体験を語り継ぐことの出来る人がいなくなった時、戦争は、戦後世代の人間にとって肌感覚を失ってゆく。
戦争体験はどのように伝えられるのか。
このような状況の中、改めて評価されなくてはいけない戦争の記録、記憶として、いわゆる「戦記」を見直す時が来たのではないだろうか。

◆本書で紹介する書籍
『戦艦大和ノ最期』『戦艦武蔵』『水木しげるのラバウル戦記』『栗林忠道 硫黄島からの手紙』『きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記』『知覧からの手紙』『日本のいちばん長い夏』『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』『父 山本五十六』『「昭和天皇実録」の謎を解く』『昭和史 1926-1945』『昭和陸海軍の失敗 彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか』『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』『インパール兵隊戦記 歩けない兵は死すべし』『トラトラトラ 太平洋戦争はこうして始まった』『真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝』『ペリリュー・沖縄戦記』『真珠湾収容所の捕虜たち 情報将校たちの見た日本軍と敗戦日本』など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅんのすけ

4
大東亜戦争について論考を深めたい読者にお薦め。吉田滿『戦艦大和ノ最期』、栗林忠道『硫黄島からの手紙』、半藤一利『日本の一番長い夏』から『失敗の本質』まで、日本人なら必読の戦記について紹介するとともに、大岡昇平『レイテ戦記』や坂井三郎『大空のサムライ』など広範な作品を取り上げて『あの戦争』を浮彫りにしていく。2017/04/29

まさむね

3
大和ミュージアム艦長の戸高さんがセレクト・監修した戦記本のガイド。戦争という特殊状況で生まれる文学にも素晴らしい作品が多いことが分かるが、だからといって戦争を肯定するわけにはいかない。戦記を読むことで、戦争の悲劇性・悲しさを知らない世代に認識させる、という意味でも大きな意義があると思う。(読書メーターは仮題で登録されてますが、『「戦記」で読み解くあの戦争の真実』です)2015/07/24

きなこチロル

2
【honto】大和ミュージアム館長・戸高さんが読んでほしいという第二次世界大戦の戦記をまとめた本。『日本人なら読んでおくべき』9冊『総合・戦争検証』4冊『陸軍』3冊『海軍』3冊『零戦・パイロット』4冊『特攻』4冊『満洲・朝鮮半島・ソ連』4冊『沖縄戦』3冊『捕虜・その他』6冊を紹介。どれも興味深い。「しかし、彼が変えようとした日本人のありようは、いまなお変わろうとしない部分もあるのかもしれない」痛いところを突かれたなぁ…2020/02/19

まなぶ

2
大和ミュージアム館長・戸高氏の戦記物の推薦本。戸高氏に関してネットではオカルト研究など香ばしい話もあり。しかし気になる本も何冊か有り。「ホタル帰る」「桜花―極限の特攻機」は読みたくなった。他は毎度の事ながらAmazonレビューとにらみ合いで決めたい。2018/08/01

ごいんきょ

1
戦後70年。戦争を語り継ぐことのできる人が少なくなっています。 戦争の実態を知らず平和を語ることはできない。 そのためにもこの様な作品群は読むべきでしょう。 本書では40作品ほど紹介されています。私の読んだ作品は半分に届きませんでした。もっと勉強しないといけないな、と思うのです。2015/12/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9743428
  • ご注意事項