内容説明
フランス発、笑って泣ける怒濤のコメディ!
ハンサムな航空管制官レオは、オルリー市街の理髪店で髪をカットされながら、理髪師の老人を相手に語りはじめた。レオによると、アイスランドで起きた火山噴火の影響でヨーロッパ中の空港が閉鎖された日、プロヴィダンスという名の美女が勤務先の空港管制塔に突然現れた。なぜかビキニ姿の彼女は、「モロッコの病院にいる娘の容態が悪化したので会いに行きたい。いますぐ離陸許可を出してもらいたい」と訴えたという…。
デビュー作『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』がフランスでベストセラーとなり、衝撃のデビューを飾った驚異の新人ロマン・プエルトラス。彼の第2作は、前作同様、炸裂するだじゃれやきわどいジョークにおなかを抱えて笑わせられ、気づくとほろりとさせられている怒濤のコメディ。深刻な話こそ笑い飛ばしてしまえ、という著者の挑戦的な試みに、あなたもきっとハマるはず!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キキベル
6
ファンタジーかな、と思って読み始めた本。 けど、重い病気も出てきたり、フィクションのような文だったり… 空を飛べるはずないけど、飛べるような気がしてきたり、悲しい話なのに、優しさで包まれたり、不思議な小説でした。2016/09/28
スプリント
6
奇想天外なプロットと二転三転するストーリーで楽しめました。実在の大統領がでてくるなど時事ネタが数多く練りこまれていて妙なリアルさと童話的なお話が組み合わさった不思議な雰囲気を持っています。風雲たけし城がでてきたのには驚きました。懐かしい・・・2015/08/15
雫
1
いいタイトル!ちょっとはすに構えた冒頭~筆致がおしゃれ、フランスっぽい2015/09/19
ありか
1
文章もユーモアに溢れてて童話みたいなストーリー。悲しいのにあったかい気持ちになる。2015/07/04
うさぎ
0
面白いなぁと思ってるとそうでもなくなってしまった。不思議なのかと思ったけどそうでもなかった。2015/10/15