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内容説明
高品質のコンクリートとは? コンクリートの材料や配合はさまざまです。同じ材料を使っても、打ち込み方や養生、温度などによって品質は違ってきます。塩害やアルカリ骨材反応、中性化などの問題が発生したコンクリートには、新しい補修方法が開発されています。維持管理をきちんとすれば、構造物を100年もたせることも可能。こうしたコンクリートに関する基礎知識と、最新の技術をまとめた1冊です。(ブルーバックス・2008年12月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桃の種
5
コンクリートについて、歴史や仕組み、わかりやすく記されていて、面白かった2022/12/12
O. M.
3
コンクリートの基本の基本から応用まで。一般向け。前半の数章、コンクリートの組成や特性は、社会常識として知っておきたい内容。モルタルとコンクリートの違いから丁寧に説明してくれます。施工、維持管理、新技術と続く後半は、ちょっと総花的で内容を広げすぎた感もあり。2015/02/08
in medio tutissimus ibis.
1
器械のしくみや建築法の説明を見ていると湧き上がる素直なおどろきがあって童心に帰ったような気がする。とくにロアリング工法なんて、圧縮には強いが引っ張りには弱いコンクリートの利点と弱点を、アーチ橋を作るために途中まで左右をタワーのようにして作り上げて合体させるというもので大変驚かされた。童心に帰り過ぎて鉄筋の切断機(バーカッタ)でゲラゲラ笑い過ぎてしまったが、普通にバーのカッターなのである。日曜大工で施工時に扱いにくいからと後から水を入れシャブコンを量産していた思い出……養生もやらず、しばらくしたらお亡くなり2023/06/23
tkmt
1
コンクリートの入門?としては素晴らし2023/04/30
眉毛ごもら
1
コンクリートの歴史や種類や施工法、強化や保守点検修繕、未来の夢まで載っている。コンクリートは身近にあるけれどじゃあ実際のとこはどうなってるの?とそんなお悩みに答える本。なお、地震への対応については東日本大震災の前に出版されているため阪神大震災の対応がメインになっている。コンクリとモルタルとセメントとの違いとか鉄筋コンがなぜ強いのかとかどういう条件で劣化が起こり、それを点検補修するにどうすればいいのか、技術の進化はすごいなと圧倒される本であるが2008年初版の本なので現在は更に技術Upしてそうだなと思うた。2021/05/30