講談社現代新書<br> 孤独を生きぬく キリスト教のメッセージ

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講談社現代新書
孤独を生きぬく キリスト教のメッセージ

  • 著者名:イシドロリバス【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2015/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061457775

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内容説明

なぜ、自分の欠点ばかりを気にするのですか。どうして、そんなに小さな殼にとじこもっているのですか。人は、絶対的で無限の愛を求めるあまリに、不完全な愛を拒んでしまいがちです。自己嫌悪をのり越え孤独の深みから自己を解き放ち、欠点つきの自分、ありのままの自分を表現しつつ共に分かち合うことによってこそ、本当の愛と信頼が生まれてきます。一人では、けっして幸せになれないだけでなく、本当の自分にもなれないのです。

目次

はじめに
第1章─自己嫌悪から自己愛へ
1─日本人の自己嫌悪
2─なぜ自分を嫌うのか
3─自己嫌悪にも良さがある
4─愛のうちに生きる
第2章─自分を責めすぎる日本人
1─なぜ自分を責めるのか
2─からみあってゆく罪悪感
3─未熟な罪悪感をのり越えて
4─新しい自分へ
第3章─孤独からの脱出
1─こんなところに孤独がある
2─一人で生きられない人間
3─聖書の中の叫び
4─孤独をのり越えて
第4章─自分の価値に気づくために
1─自己価値の実感
2─囚人から自由な人間へ
3─「自分」から救われるために
4─自分を信じ直すために
終わりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

16
自己嫌悪、自己肯定感の欠如、自分への過度に自罰的な厳格さと、日本人の身体に根付いた孤独の根源を分析して、自分の弱さを受容し、神との内的な対話による独立、愛への目覚めを促す布教の書にして文化論としての広がりもある良書。孤独な人々が感じる自分への厳しさを時に優しく諭すようにほぐしながらも、根底にはそうした自己否定すら実は自分を中心にして他者を顧みない、神ではなく人間が自分で自分を裁こうとする越権行為なのだという強い訴えがあり、非キリスト教の読者にも、その敬虔さが心地よい緊張感となるように思う。真摯さが光る一冊2017/02/12

サラとにきぴょん\( 'ω')/

5
凄く苦しんでた時にやはり手がかりを求めて買ってみた本。Kindleで先に買ったが「これはちゃんと読みたい」と思って紙の本を購入。この頃私は無闇に神を信じるとか1回やめた後で、にもかかわらずカトリックの本に(≒神に)救われてしまった(それでも宗教への態度は保留している。それはゆっくりでいいと思うので)。特に信仰心などはなくても良い本だと思います。この神父様は結構本を書いてらして、うつ病克服記もあった(積読中)。2020/07/05

★エレミヤ2911☆

2
「孤独を生きぬく」イシドロ・リバス著 孤独を楽しむことを教えられた書籍。 孤独の中で辛い思いをしている時、二種類のパターンがある。 自分と向き合いそこから何を学ぶか、逃避するか。 自分の深み真理を深く知り、信仰生活の賜物となる。 気づきは神様からの恵みの贈り物、私の宝物であり財産です https://t.co/QV6usHgtcv2021/02/01

夜明けのナッキー

1
日本人は外からの評価によって自分の価値を図る傾向があり、その期待される人間像と自分との距離を測るたびに自己嫌悪し、同じ基準で相手も裁いてしまい孤独感を味わったりする。確固たる存在の自分になるためには、自分に向けられた、条件付きではない無条件の愛の存在を感じ取ることがとても大切。すでに二千年前にキリストはその愛の価値観を至高なものとして提示している。愛という言葉はちょっと照れ臭く、つい避けてしまいがちだけど、いちど自分の内面と深く向き合い、じっくり愛について考えて見るべきだと思った。2018/01/03

1
ひとりぼっちでもなんとかやってくみたいな話じゃない。友達すらいない僕はスタートラインにすら立ててません、それだけ2017/02/05

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