内容説明
深夜の学校で行われる葬式。“参列客”の中に迷い込んだ生徒が行列の末に棺を覗くと、そこには自分の死体が。数日後、葬式は現実になるという――。「怪談撲滅委員会」に加入した澪と雲英が次に撲滅を狙うのは、敵対する「怪談推進委員会」が作り上げた集合体怪談【深夜零時の霊柩車】。奇抜な発想と話術で怪談を論破していく雲英の一方、澪はあることに気づいて……? はちゃめちゃな“葬式”が幕を開ける!恐怖と笑い満載の学園ホラー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
46
禁断の怪談コメディー:)どうやらこの学校にはもとの3校から受け継いだ3×7=21の怪談のみならず全国の怪談が顕現するようだ。彼女が無理矢理参加させられた“撲滅”も敵対する“推進”も双方とも違った意味で怪談の元となった怪異を歪曲していることに変わりはないのだがその攻防が楽しい巻でした。怪談が怖い彼女がそのもととなる原型を掘り起こして解決する「三人桜」が物語としてはよくできていてこれだけを取り出して真面目に書き起こせば…なんて思ったりも、そんな怪談おもちゃ箱みたいなところも楽しめます。2015/05/02
よっち
31
澪と雲英が加入した怪談撲滅委員会と、富田林さんや密かに生徒や先生たちを多数会員として擁する怪談推進委員会がついに真っ向から対決するシリーズ第二弾。今回澪の叔父としてカタリさんが上司役で登場。怪談を撲滅する手段が相変わらず斜め上だったりもしましたが、両組織に翻弄されて動けば動くほど空回りして面白いことになっていく澪は、文句を言いながらも撲滅委員会の一員として今回頑張っちゃった感じですね(苦笑)お母さんも心配してるのにアクションすればするほど澪にとって逆効果なのが切ないw 続きあるならまた読んでみたいですね。2015/05/29
miroku
20
前作ほどのインパクトなし。ただ「ミチヲ」シリーズと緩やかにリンクしているのが嬉しい。2015/09/04
Mie Tange
18
恐怖と笑い満載の学園ホラー! たくさんの怪談が出てきて… それをハチャメチャな作戦でやっつける(笑) 主人公がだいぶ強くなってきたなと思うが もうここらへんで満足な気もする。2022/10/13
シュエパイ
18
桜の木の下で眠る3人には申し訳ないのですが、私もあの展開にはドキドキで眼が離せませんでしたよ!『三人はプリキュア』もみたかった(笑) コングロマリットな怪談が襲い来るなか、彼女の対処は、なんだか優しくていいなぁ。あのラップを歌うとこもみたかったぁ。ノリツッコミがうまい上に、いまわの際の言葉が『これにてドロン』とか、お母さんとは違うベクトルで新しいヒロインだ♪ヽ(´▽`)/ にしても、親子2代で犬洗いとはなぁ2015/05/14