小学館新書<br> 「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

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小学館新書
「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

  • 著者名:滝田誠一郎【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 小学館(2015/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098252404

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内容説明

あの奇跡の商品はこうして生まれた!

2006年の発売以来、世界100ヵ国以上で10億本を売り上げたパイロットの“消せるペン”「フリクションシリーズ」。メイン商品の「フリクションボール」は、いまや「ボールペンのデファクトスタンダード」になった観すらありますが、筆記具として商品化できるまでには長い年月がかかりました。秋になると葉っぱの色が変わることに着想を得て、色が変わるインクの開発に成功したのが1972年。玩具など応用商品は次々に生まれましたが、パイロットの本業であるペンなどに使えるようになるには、30年かかったのです。そのイノベーションの軌跡を一冊にまとめました。
一見普通のインクのように見えて、じつは極小のカプセルが封入されている/専用のラバーでこすれば消えたように見えるが、じつはインクが透明になっただけ/まず飛びついたのはフランス人だった……などなど、身近な商品の裏話が満載。あの奇跡の商品がどのように誕生したのか、開発担当者やマーケティング担当者などへの取材を通じて明らかにします。文具ファンにはもちろん、ビジネス読み物として興味深くお読みいただけるでしょう。

※【ご注意】この作品には図表が含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

226
パイロットの大ヒット商品フリクションボールの開発秘話からパイロットの歴史を取り上げた一冊。やはりできる会社と言うのは企業文化が違ってくるもんなんだろなと思った。2015/04/26

きつねこ

41
毎日、大愛用しているフリクションボール。インク開発のスタートは1970年!!途中、お湯を入れると模様が変わるマグなんかに化けながら超ヒット商品になった。2006年の実演販売のあたりはトリハダがたちましたよ。私もこんな商品と出会ってみたい〜!シリーズ新商品の開発もワクワク。 ノック式なんてなんでもなくつくれそうだけど、素人考えでした。厳し優し楽し遊び心あるパイロットの社風にも引かれました。しかしフリクション、毎週のように替え芯を買いにいってるんですが。これ読んでインキ減り過ぎの理由もわかり納得しました。2015/06/26

はづきち

14
私も愛用しているフリクションボールの開発物語。地道な努力を重ねて作り上げていったんだなぁとよくわかりました。少しびっくりしたのは、フリクションインキを発明してもすぐさまペンに使われたのではなく、おもちゃや書類などに使われたということ。何かを閃くためには傍流をたどって、セレンディピティを得なければならないのですね。2015/07/31

スリーピージーン

14
いつも便利に使っている文具の話なので興味を持って読んだ。私たちはとても高度な技術で作られたものを何気なく使っているのだ。インクのしくみはとてもわかり易く説明されていて面白かった。パイロットもセーラーもペン会社は船乗りの製図のための筆記具の研究から始まったとは。周りに知ったかぶりしたくなる内容満載です。2015/05/27

C-biscuit

12
図書館で借りる。やっと借りることができた。この本は大人気のフリクションボールペンの30年にわたる開発物語である。この本を読む前は、消せるボールペンを作るのに30年は長すぎだろうとも思っていたが、そもそもメタモカラーと呼ばれる熱で色が変わる仕組みを開発したところからであったようである。その後、色々なセレンディピティな出来事からフリクションボールペンになるのだが、一番の収穫は、ペンの後ろについている消しゴムが、キャップを外さないと使えなく、なぜ、この位置なのだろうかと感じていた。その疑問が解けたことである。2016/09/27

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