角川ホラー文庫<br> 恨み忘れじ

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角川ホラー文庫
恨み忘れじ

  • 著者名:松村比呂美【著者】
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2015/04発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043943173

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内容説明

理性で抑えようとしても、身体のどこかが疼くような感覚とともに深まっていく「殺意」。飛行中に空と海との感覚がわからなくなる状態に陥った男を描く「バーティゴ」など、人間の執念が引き起こす6つの心理ホラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

73
短編6編。妬み、怒り、恨み、憎しみ、執着…憎まれて当然の人かも知れない、でももしかしたら逆恨みかも…いつもうしろが気になる、誰かに見られている気がする…そんなあなた、もしかしたら誰かに「恨み忘れじ」と思われているかも。読みやすく、もっといろんなのが読みたいと思わせる一冊。2019/07/14

ぷっくん

50
初読み作家&読友さんオススメ!暗くて恨みが詰まった短編集^ ^なかなかダークで結構暗い物語。短編集なので読みやすくわかりやすい。でも恨みの短編集は途中から心が折れそうになってしまう(^^;;2016/07/04

buchipanda3

46
”恨み忘れじ”という題名が一番怖い。この言葉がずっと頭に植え付けられていたので、どの話も先の展開が気になって仕方がなかった。出てくる嫌な人物は本当に非道い性格。読めば読むほどムカつき具合が度を越していった。さらに淡々としながらもすらすらと流れるような文章で描かれるので話にのめり込んでいく。やがて捻りの効いた真相に辿り着き得も言えぬ気持ちに包まれた。各篇どれも味わい深いが、切ない「永遠の友達」、オチが効いてる「チョコレート」が特に印象に残る。さらりとしてるけどゾワッとする締め方がクセになる作品だった。2018/12/02

cryptoryou

36
基本やった側は忘れるけど、やられた側はずっと心の中に静かに憎しみを蓄積させてゆく。まさにタイトルのとおり「恨み忘れじ」。恨みを募らせた女性たちが、冷静に復讐へとシフトしてゆく姿が恐ろしい作品でした。2019/04/10

なな

26
オムニバス。一気読み。この世界観 大好き。どれも 良かった。2017/03/05

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