内容説明
「美食の都」にようこそ!
日本海にほど近い小さな町に建つ伝説のレストラン。天才シェフが供する「地場イタリアン」の背景には地方再生のヒントが隠れている。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
9
食に関する生産と消費、地方と都市について多くの実情とともに考えることができる一冊。今の日本の農の現場、生産者の大変さがどれほどのものかがよくわかり、そちらも印象深かった。農家は本当に厳しいのなあ、と。文中の「結局は食べる習慣が無いとダメなんです」がしみじみ響く。それでも庄内を元気にしようという奥田シェフの試みとそこからの様々な活動の派生は今後の地方創世にも大きな影響を与え得るモデルだと思う。山形へ登山に行った時にお店に寄ってみたい。2015/05/04
へへろ~本舗
4
庄内の在来野菜やそれを守り続けた人々やアル・ケッチャーノ・本長の話、F1種(種苗メーカーが生産する種で一代で終わる)と自家採種の話等、興味深く読んだ。映画「よみがえりのレシピ」がこの本と同じように庄内の在来野菜や奥田さん達のドキュメンタリーだった。F1関係では「パパ、遺伝子組み換えってなぁに?」というドキュメンタリー映画がある。以前、アル・ケッチャーノに行ったことがある。20皿近い料理が出た。素材の味を活かした料理だったから完食できたがソースたっぷりの濃い味の料理だったから完食は無理だったろう。2015/07/18
どすきん
3
2016年の挫折本。東京在住者としては、都市創りを間違えたんだろうなぁと思う。地産の食材ってあるのだろうか。2016/06/22
takao
2
ふむ2022/05/11
kobayo
1
天才シェフというよりは情熱、姿勢に感銘を受けた。また関わる人達の魅力的なこと。2015/03/21