角川ホラー文庫<br> 汚れた檻

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角川ホラー文庫
汚れた檻

  • 著者名:高田侑【著者】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2015/03発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043944170

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内容説明

小さなプレス工場での単調な作業と理不尽な上司の嫌がらせに鬱屈していた29歳の一郎は、偶然再会した友人・牛木の会社で高級犬のブリーダーの仕事を手伝うことに。それは地獄のような日々の始まりだった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スエ

94
皆さま、おこんばんは〜(^o^)丿今回は尊敬する群馬出身作家さんのレビューです❢ 登場する場所もモチのロン、知ってますよぉ〜!先生は他に、うなぎ鬼と言う凄い表紙の作品がございます。(漫画化もされてます)ええ。例えるなら人相が強烈なおハゲさん。眉毛も無く、芸術的ですね。抜けたの?抜いたの?新庄監督の眉毛を見習いなさいっ!!口もムスッとひん曲がってて、まるで筧美和子の…はっ!?別の作品の表紙を語ってる場合じゃないのよ!「ふざけないで下さい」会社で良く言われます…。さあ!レビュー!!「悲惨」。ごめんねごめんね〜2024/03/25

HANA

57
先に読んだ『うなぎ鬼』もそうだけど、この作者物事をよく考えない人間がどうしようもない立場にずるずると引き釣り込まれる様を描くのが本当に上手い。本作品は某殺人事件が下敷きになっているためか、前半から中盤にかけて主人公がその中に引き釣り込まれる様子はとてもスリリングで、読んでいるこちらは裏で何が起きているのかこの先どうなるのかが予想がつく為、その様をまさに息詰まる思いで読み進められる。翻って事件が明らかになっていく後半部分は急ぎ足のように感じるなあ。ラストもこれで終わり?とあっけなく物足りない感じがするし…。2023/12/15

りーぶる

39
ええ、私をご存知の読友さんならピンと来られるでしょう。高田郁さんと間違えて借りましたとも!タイトルや表紙で気付けよって言う話です。サスペンスだけど、描写は若干ホラー要素も含むダメ男がとことんダメなまま最期を迎える、そのまさに意識を無くす所で終わるお話でした。ブリーダーっていう仕事を怪しげな同級生やその父親から持ちかけられた時点で疑えよ!!って思うし女性関係もだらしない。動物虐待の描写があるので読まれない方が良い読友さんも多くおられます。まぁ、間違えて手に取る私が珍しい類いでしょうか・・・(;・∀・)2014/10/28

ゆん

37
幽霊的なホラーではなく、人って怖い…というジャンルのホラー。 この死神のような男にさえ再会せねば…。 取り憑いたのは死神などという生易しい男ではなかった。 仕事に誘われ、悪事の共犯にされ、ずるずると闇に引きずり込まれていく… どこまでもどこまでも深い穴に堕ちていく過程は焦燥感に満ちていてこの先どうなってしまうんだろうと、ページを捲る手は震えながらも止まらなかった。2018/01/21

アメマ

36
導入部から何やら湿り気がありモヤが掛かった様な雰囲気。こういうの大好きです。『うなぎ鬼』同様、堕ちる人間の様を描いているのだがこの人の作風好きだなぁ。ラストまで一気に読ませる展開力と筆力で自ずと主人公に感情移入させられ、読んでるこちらまでも不安や閉塞感を煽られる。もうゾクゾクが止まらない。人間の心の弱さや隙間に入り込み地獄へ引き込まれる怖さは明日は我が身なのかも知れない。甘い汁程怖いものはないのだ。いやぁー、読後のズッシリと心が重いこの嫌な余韻…。こういうの待ってたんだよ。☆4.02016/07/04

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