内容説明
世界中の危険都市を歩いてきた嵐よういち。
彼はこれまでに「リアル北斗の拳」と呼ばれる南アフリカのヨハネスブルグ、ハイパーインフレに見舞われたジンバブエのハラレ、世界一の殺人発生率を誇るホンジュラスのサン・ペドロ・スーラ、麻薬戦争で次々に人が死んでいくメキシコのシウダー・フアレスなどの旅行者の間では有名な「絶対に行ってはいけない街」に実際に足を運び、現地の様子を取材してきている。
本書では、彼がこれまでに訪れた都市の中でも「非常に危険な街」を取り上げ、「世界一危険な街はどこなのか?」を検証していく。
時には強盗に襲われ、時にはスリの被害に遭い、時にはスラム街に決死の潜入をし、日本にいては想像することもできない世界の現実に踏み込んでいく。
シリーズ累計80万部以上の危ない旅行書シリーズの決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
59
世界の危険な街が紹介されている。危険と言っても普通の人も住んでいるので危険なめに遭うことが多い街といってよいかもしれない。どの街も貧困が原因のスラム街があることが共通点。気をつけるというよりも近寄らないことが一番の安全策のようだ。世界一危険な街はどこなのか?と書かれているがこれは誰にも決められないと思う。あくまで著者の主観だ。2016/12/09
それん君
8
今の日本が如何に安全で平和か気づかされます。 少年の将来の夢が凶悪犯罪者なのは驚きでした。 あくまで個人的な考えですが、日本の教育では死について真剣に考えることがほとんどありませんがそれってどうなのかなとこの本を読んで思いました。2016/11/15
小木ハム
4
恐いもの見たさで購入、危険地帯の旅行記です。自分は安全な所でぬくぬく頬杖、コロッセオを俯瞰する観客の心境に近いかも。ヨハネスブルグの凶悪さはテレビで知ってたけど『リアル北斗の拳』との紹介に草。世界にはこんなにもヤベェ街があるのか!命あっての物種です。自分が行く事は一生無い笑。このシリーズは他にもある様なので読んでみたいな。2015/08/12
Yasutaka Nishimoto
4
いやぁ、危険だ。これじゃぁ道路を歩けないといった最悪な場所から、気をつけていれば何とかなるかなぁと思ってしまう場所まで。殺されてしまっては元も子もない。最小限の現金だけ持って、貴重品は宿が良さそう。ヨーロッパで宿に財布を預けて、2万円抜き取られたのが懐かしい。2017/09/14
yoko-chang
3
まず観光で行くことのない知らない街ばかり。日本が好きというより、いろんな国や文化や人種を知って日本がより好きになりたい。いくら命があっても足りないルポだと思う。あわせて、自分自身がチキンで良かったと思えた一冊。2016/08/12