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内容説明
奈良の大仏しか知らなかった女子大生が仏像に一目惚れして、立派な仏像マニアになるまで。登場する舞台は京都、奈良、尾道、鎌倉、東京、平泉、静岡……そしてタイ。まずは会いに行こう。知識は後からついてくる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月讀命
44
仏像お宅とでもいうのか。その中でも特にミーハーな部類の女子が仏像に恋して書いた本である。そもそも仏像とは何なのだろうか?。(私の史観であるが)お釈迦様の説いた仏教は、そして異教徒のユダヤ教も、イスラム教も、そもそも偶像崇拝は認めていない。人は形の見えないものを信じられないので偶像を、仏教では仏像を作ったのだろう。それが時間を経て芸術的な価値観を生み出したのだろう。そして、仏像さんかわいい、素敵!という発想で仏女が誕生したのではあるまいか。仏女さん。未婚化が進む昨今、生きた若人にも恋して欲しいものだ。 2017/08/13
Nat
37
図書館本。続編を先に読んでしまったが、本編を図書館で発見したので借りてみた。続編もわかりやすく面白かったが、本編も良かった。作者が仏像に好きになった授業が面白そうで羨ましい。先生の話もわかりやすそうでいいなあ。明日から久しぶりの京都一人旅に出発だけど、早速東寺に行ってみよう。夏には奈良に行って東大寺を見たけど、暑さと夕立のため法華堂や二月堂、東大寺ミュージアムはパスしてしまった。いつかまたじっくり見に行きたいなあ。カリスマ仏師列伝やタイと静岡の仏像めぐりも楽しかった。浜松に重文の仏像があったとは!2022/12/24
p.ntsk
37
漫画家である著者によるマンガ仏像紀行エッセイ。京都の学生時代の授業で仏像の魅力にハマった著者。京都、奈良、広島、平泉、鎌倉、東京、タイ、静岡と人生の節々で出会った仏像たちを紹介しています。仏像に纏わる豆知識や歴史などがビギナー目線で語られていて気軽に楽しく読めました。詳しい人には物足りないかもしれませんがこれから知りたいという人にはとっかかりの一冊になるのではと思います。全編イラストで写真はないのでその点ご注意を。私も著者と同じく県外出身で京都で学生時代を過ごしたので当時の気分を懐かしく思い出しました。2022/11/21
ヨータン
13
著者の仏像愛に溢れた本。著者が仏像に興味を持つきっかけは京都の大学に通っている時に仏像や古美術見学の授業らしいが、こんな素晴らしい授業がある大学って素敵だし、京都の大学ならではですね。私は仏像はあまり興味はなかったけど、この本読んでワクワクしました。今まで観光でお寺に行っても宝物殿って素通りだったけど、今度は入ってみようかなと思いました。2021/08/04
m
7
読書メーターでコミックは登録しない主義だが、これだけは別。図書館で偶然見つけ、続編とあわせて借りることを即決した(笑)漫画だからと侮ることなかれ。最高に分かりやすく面白い。じーんとくる話もあり、仏像と祈りについて考えてしまった。私も京都で大学生活を送れば良かったなぁ。2016/10/23