内容説明
【第38回すばる文学賞受賞作】行こう! 行こうよ島へ! 人類学者の河鍋未來夫らヌーディスト一行は、「あの島」を目指し、大海原へ挑む。そこでは人類史に新たなる一ページを刻むべく、禁断の計画が行われていた。ヒトとボノボ、種属を超えた愛の先にあるものは……。驚愕か、感動か、はたまた爆笑か?! 小説界を震撼させる、衝撃のデビュー作。「罪も恥もクソ喰らえ! だよなみんな! の一念で、すっぽんぽんで書きました。」――作者
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっちゃん
20
ヌーディストの教授一行の珍道中的な?学術的なのかハチャメチャなのか微妙(笑)私的には、う~ん…2015/03/03
スパイク
16
『うーん。』と読友さんがレビューしてたのを素直に聞いとけばよかった。深読みすれば何か言いたいことあるのかなとも思うけど、そんなことさえ無駄と思わせるくらいの意味不明さ、2,3時間で読み飛ばせる短さが唯一の救い。2015/05/11
ハチアカデミー
15
まずはこのダサい表紙と文芸書とは思えないタイトルである。書店で異様なオーラを放つ本書を手に取らないわけにはいかなかった。大学教授である主人公・河鍋未来夫が裸でヌーディズムの文化を実践しながら授業をする場面から幕が開く。当然職を辞することになった、未来夫には、壮大な移住計画があった… 小説としても、主人公たちの行いと新聞記事が同時並行で記されるなど手が込んでいたり、適度に学術的な情報もちらつかせる。加えてアカデミズム批判やら国家批判やら、人間中心主義批判とそれを乗り越えるための実践まで詰め込んだ異色作品。2015/03/25
starbro
13
すばる文学賞受賞作、足立陽、初読みです。そこそこ歴史のある新人賞だけあり、才能・パワーを感じました。ヌーデイズムと平和がどこまで繋がるのかはわかりませんが、中国を圧倒できるかも知れません。金原ひとみ、原田宗典、森瑤子、佐藤正午等を輩出している賞なので次回作以降に期待したいと思います。歴代の受賞者を見ていたら大鶴義丹も受賞していたのが以外でした。ヌーデイストの大学教授は実在していないと思いますが、東大に女装して講義を行う教授がいるのはご存知でしょうか?2015/03/10
おかむら
13
すばる文学賞。ヌーディスト教授と取材カメラマンの珍道中。ところどころ面白いとこはあるものの、文章が難しいのでやや読みづらい。島はあの島かよ!2015/02/19