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内容説明
砂の海を漂う巨大な漂泊船“泥クジラ”の子どもたちは外の世界に憧れていた。記録係の少年チャクロは無邪気な好奇心から。問題児グループ“体内モグラ”のリーダー・オウニは焦りから。たった30年という命を宿命付けられたこの世界で、彼らはそれでも希望を探していた。やがて砂海の果てから、災厄がやってくるとも知らずに――。「この島が、私たちの大事な世界のすべてだった」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
英知@マンガ専用
56
泥クジラに隠された謎や過去が少しずつ明かされていく今巻。いや~面白くなってきましたね!襲撃してきた奴らの素性も分かってきたのですが、その一方でさらなる謎も増えて、続きが気になってしょうがない><シリアスな中でギンシュ姉さんとチャクロのやり取りが可愛くて癒されました♪オウニもカッコイイんだよなぁ。そして前回に引き続き作者のあとがきが良い!種屋さん気になるなぁ~なくなってたとかそれすらファンタジー!サミの死も現実にあったんですね;;詩が切ない・・・!2014/09/28
眠る山猫屋
40
運命に抗う者、従う者、運命を信じない者。群像劇として面白い。ゆっくり追いかけてみよう。ギンシュ姉さんには、是非とも生き延びて欲しいなー2018/06/01
まろんぱぱ♪
40
サミの死、見えてくるリコスたちの背景。リコスの兄、オルカの目的って?沈む運命の罪人たちの流刑の地、泥クジラという存在。まだ、謎が多いストーリーです。チャクロは自分の役割を知りますが、ヌースは破壊されるのか?チャクロたちは、自分たちの運命に抗えるのか。で、つぎかな(^.^)b2015/11/20
どんぶり
36
何というかあとがきが一番楽しみな珍しい作品。本編がつまらないとかじゃなく、作者さんが綴っているこの作品の原作なる記録を見つけた経緯が摩訶不思議で、そちらの魅力に引き込まれてしまうんですよね。もちろん本編はどっぷりファンタジーで面白いんですが、その後のあとがきすらも本当なのか嘘なのか分からないような不思議な世界に浸れるのがすごく心地いい。この作品がフィクションなのかノンフィクションなのかすらわからなくなってしまうような不思議な心地。ふわふわして気持ちいい…。物語はまだまだ謎だらけで気になり引きこまれます。2014/04/28
ぐっち
16
ファレナ殲滅・・・ただ事ではない感じになってきました!!チャクロ・オウニ・リコス・・・そして泥クジラはどうなってしまうのか。すごく丁寧に描きこまれた良質なファンタジーですね。2014/07/05