内容説明
武士の身分を捨て、町人として生きる喜三次のもとに、国もとの兄から手紙が届く。このままでは実家の生田家が取りつぶしに……千々に心乱れる喜三次は、十年ぶりに故郷に旅立つ。彼が下した決断とは――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
28
猫字屋シリーズを一冊読んで、このシリーズがあることを知った。そこからここまできた。武士の身分を捨ててからやっと町人らしくなったかな。実家に思い残すことも無くなったしね。お金が無くて苦しむ人が多いけど、照降町がいつまでも平和であって欲しい。喜三次の魚屋かぁ。ちょっと想像し難いけどw2021/09/06
千日紅
3
内容(「BOOK」データベースより) 水魚の交わりをした友は、愛しい女の兄。その男に父を殺され、上意討ちを果たして以来、故郷の土を踏んでいなかった喜三次。ところが国許の兄から定六便(速達)で文が届き、嫡男の病死と自分も永くないと知らせてきた。このままでは家督を継ぐ者がいない…武士を捨て町人の暮らしに馴染んでいた喜三次の心は揺れる―弱さゆえに傷つけあい、それでも痛みを乗り越え生きようとする人々にエールを送る感動のシリーズ最終巻!2020/05/19
定年おやじ
1
やっと照降町がめでたしめでたしで終了、猫字屋繁盛記につながりました。 これですっきり猫字屋シリーズが読めます。2016/03/29
Masayoshi Arakawa
1
20160214108 本シリーズdr時々出てくる居酒屋「お多福」の「人情ほんわか饂飩」饂飩の上に、含め椎茸、蒲鉾、卵、海老、とろろ昆布、葱、特別に焼き穴子。今で言うデラックスおかめ饂飩か? この饂飩を作るお多福の女将の半生も実は凄い! 今巻で本シリーズ終了、めでたしめでたしでした。でも・・・・。2016/02/13
zuccalove
0
ほのぼのとした内容ばかり。 先に猫字屋を読んでいるので こちらを先に読めばよかったと少し後悔しました。2015/08/01