内容説明
天慶の乱、奥州合戦、保元の乱――武士たちが繰り広げる戦乱を起爆剤に、日本独自の思想や常識が時代を変革していた。歴史をつながりで読み直す、待望のシリーズ第一弾。『井沢元彦の激闘の日本史』を改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
22
武士の誕生について。平将門、藤原純友の天慶の乱から平清盛の平治の乱まで。分かりやすくて、面白かった。2016/06/03
maito/まいと
13
平安時代、朝廷がなぜ軍事力を持たなかったのか?なぜ武士が台頭したのか?なぜ源氏と平氏はお互いだけでなく身内でつぶし合ったのか?日本史で当たり前のようにスルーされてきた疑問に、井沢さんが明快な答えを出している1冊。井沢本読者からするとおなじみの理論ばかりなのだが(苦笑)これでだいたい理解できてしまうから不思議(笑)また、本書の中、色々なところでいろんな人に石投げているのもご愛敬(爆)日本史の見方が変わる井沢理論、導入の本としてもオススメ。2015/02/07
かいりゅ
4
だいぶ前に買った本だったけど、最初から読み返して読了。 源平から鎌倉の時代かと思ったら、平将門など武士のおこりから平家までだった。でも、この時代は似たような名前もたくさんあり意外とまだ理解していない部分もあり、改めて勉強になった。特に平将門、藤原純友、源義家は復習できた。まだ知識量を厚くしていきたい。2022/03/15
Yukihiro Nishino
4
いつも通りの井沢史観による歴史解説本。真偽の程はともかく、説得力はあると思う。私は、好きである。2015/08/08
ハマな過去
3
井沢氏が得意とする穢れ思想で、一貫した説明がわかりやすい。 私を含めて「逆説、、、」を先に読んでいる人には、重複感があるかも知れない。 でも、源平にテーマを絞っているので、時代別ではなく武士の成り立ちを理解するには、格好の一冊。2015/08/15