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内容説明
通帳の残金、二万円。東大卒、元キャリア官僚の自信に満ち溢れたエリートが、自由に憧れて、肩書きを捨てたら、まったく社会に通用しなかった! 仕事もお金も仲間もない「地獄」で見出した「頼れない」時代の働き方とは? 経産省や都知事選の体験を盛り込み、未来を予言。生き延びたいなら、こう働くしかない!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
107
会社や団体に勤めていて「あれ?」と思ったときに読む本。そのクエスチョンマークについて真正面から考えている。お金の運用をするときに「卵を1つのかごに盛るな」という諺を教えられたが、自分の人生も同じ。産業の寿命に対して、人間の寿命が長くなってしまったからしょーがない。「ドラッカー大先生」も同じようなことをおっしゃってたような気がします。2015/01/16
ふ~@豆板醤
29
働き方というより、セルフブランディングの視点を忘れずに、という本。会社組織に頼らず一個人としてどれだけの市場価値を持ちえるか。。若いうちは好きな事に打ち込んでいればOKとあったけど、それだけでなくあるべき姿を常に考えて独自路線を切り開きたい!現時点で学歴や会社の名前を取っ払ったら自分には何が残るだろう‥??何か残すためにはどうすれば‥??と考えさせられた。2016/12/11
ビイーン
28
若い時に自分の能力を過信し転職や独立をして失敗することは近年よくある事ではないか。後から前の会社の方が良かったと気付いても後の祭り。本書は厳しい時代を生き残っていく為に参考となる一例を示す。2018/11/02
hatayan
22
2011年頃、東大卒で経済産業省の若手キャリア官僚が給与明細をブログで公開、職務に見合わない薄給であることが話題になりました。自らの才能をたのんでエリート街道を外れた筆者がたどり着いたのは、学歴や前職の経歴も動員して周りに認知させる「セルフブランディング」という戦略。自分の中のコンプレックスを言葉にすることが有効だったそうです。 終身雇用は戦後日本が偶然生み出したものに過ぎず、組織から個人への流れはごく自然。組織で身につけた専門性を軸に自分には何ができるかを問い続けることが大切と説きます。2019/01/14
ひろ☆
21
東大卒、経済産業省の元官僚。個の時代を生き抜くためには、肩書と自分自身を混同しないこと。2015/02/27