山と溪谷社<br> 狩猟始めました - 新しい自然派ハンターの世界へ

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山と溪谷社
狩猟始めました - 新しい自然派ハンターの世界へ

  • 著者名:安藤啓一/上田泰正
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 山と溪谷社(2015/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635510189

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内容説明

狩猟のある暮らし。新しい自然派ハンターの世界へ

生き物が食べ物へと変わる瞬間、「人間も自然のなかで生きている」ということを知りました。

従来とは違う若手狩猟者が増え始めています。
動物を狩ることが目的ではなく、狩猟を通じて「自然」「田舎の社会」「自分たちの暮らし」を理解し、豊かなライフスタイルを志向する人たち。
50歳未満の狩猟免許取得者は約3万人。ジビエを味わうなど接点のある人も含めると30万人あまりの方が猟と関わる暮らしをしています。

本書は、そうした人々の動向を、「またぎ文化本」や「狩猟レジャー本」、「自給自足の本」とはアプローチを変え、狩猟のあるエコ・ライフスタイとしてまとめています。

狩猟免許を取得したり、鳥獣保護員、狩猟監視員としてのボランティアを始めたりする登山者も増えており、登山の現場での狩猟事故の発生を未然に防ぎたい意図もあります。

内容:
・第1章 狩猟体験記-初めての獲物
・第2章 森歩きで動物を探す
 ・フィールドサイン
 ・気象条件に応じて動物を見つける
 ・音を聞く、匂いを感じる-五感の動物さがし
・第3章 畑は動物レストラン-さまざまな農林被害
・第4章 私はなぜ狩猟者になったのか-狩猟とナチュラルライフ
・第5章 ワイルドミート-解体と調理
・第6章 骨と皮からの動物観察-さまざまな加工品
・第7章 都会ぐらしでハンターになる-狩猟・鉄砲の法令関係

目次

第1章 狩猟との出会い
第2章 動物観察と狩猟
 ・フィールドサイン
 ・気象と動物の暮らしを推察する
 ・匂い、音と動物のシックスセンス
第3章 自然暮らしの狩猟
第4章 動物を慈しむ心で野生肉を得る
第5章 皮や骨も大切に使う
第6章 野生動物と人間の暮らし
第7章 ハンターとなるために必要な手

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はじめさん

19
2014年に出た本。著者は猟銃担ぎ、犬も連れずに単独で獲物を狙う「忍び猟」。山のどこかでピュッ! と鳴く鹿の警告音。向こうにこちらの存在は気取られ、仲間へ知らせられ、遭遇確率はぐっと低下。獣の生態や、各地の若手ハンターの取り組みなどを紹介。/ ペーパーハンターの私ですが、興味深く読めた。「山賊ダイアリー」の影響か、都会で空気銃と免許を取得する若者が増えているとか。へぇぇ。/ トドメを入れたら数日はテンション下がる人とか、それはそれでいいと私も思います。マシーンのように確実に急所を突けるのもひとつの才能。2017/08/30

9
猟銃での狩猟の入門書的なエッセイ。獲物を仕留めるまでの描写は狩猟への興味を掻き立てるが、仕留めた後の解体等の処理に関しては内容薄と感じた。狩猟経験は無いが興味のある方には入門書としていいかも。2016/04/09

nstnykk9814

8
忙しいのと入り込めないのとで難読。後半は読み飛ばした。最近ジビエ料理店のオーナーと親しくなったので手に取ったけど、やっぱり特殊な世界だなあという感想しか浮かばない。2015/03/27

大先生

7
自給自足への憧れから読んでみた本です。私には猟銃を使用した狩猟は無理そうです。たぶん、獲物を待っている間にぎっくり腰になって山で凍死しちゃうと思います(汗)鳥獣害対策で駆除される鹿とイノシシは1年間で50万頭。どうにか有効活用できないものですかね。既に取り組んでいる方々もいらっしゃるようですが、日本全体としてジビエを食べる文化を醸成していく必要がありそうです。2024/01/06

Sakie

7
『人はいろいろな期待を胸に山を歩く』。安藤氏にはその手段が狩猟だった。自然と繋がっている自分を実感し、生態系、自然から切り離せないことを気づく。人間の原始に戻る欲求に共感した。一方、狩猟といえば必ず有害鳥獣対策に結びつけられる。有害鳥獣対策の為に狩猟免許所持者を増やそうと国が施策しているが、狩猟をする人は大量の鳥獣を殺す目的で狩猟をしている訳ではない。狩猟を、森や食、地域を深く理解し、人生を豊かにする個人的な行為と位置づければ、有害鳥獣捕獲ほど狩猟をする人の真意にもとる有り様はない。問題解決には程遠そう。2016/03/23

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