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内容説明
東大法学部卒にして自己ベスト2時間13分38秒という市民ランナーである著者。平日は仕事が終わってから夜に練習、休日は走り込んだりレースに出場したりと、多くの市民ランナーと同じようなライフスタイルでありながら、第一線で活躍している。これを下支えするのは「自分の頭と体で考える力」。東大陸上部には専任の指導者がいない。自ら練習メニューを考え、走力を向上させるという独特のスタイルが、市民ランナーとなったいま、まさに活きているのだ。その<考える力>をベースとする独自の練習法とレースマネジメントを初公開する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
108
ランニングについて 参考になる本を探しているなら、あまり一般向きでなし。東大生や東大出身者で、学生時代はあまり運動していなかったが、フルマラソンを走ったりタイムを狙いたいと思ったら如何したらいいかという話では全くない。東大生なのに箱根の学連で1区を走り10位だったところからのスタートで、一般レベル向けの話に落としたところでも 特に目新しいことはない。東大の〜とつけば ある程度売れるから、こういうタイトルは出版されていくんだろうな。手に取った自分にも反省。2019/03/26
Take@磨穿鉄靴
39
以前読んだけど感想残して無かった。改めて何年か振りに読んだけど正直あまり得られるものはなかった。著者は箱根ランナーでサブスリーましてやサブフォーを目指している人の気持ちは理解出来てなさそう。考える力を磨くのはこの本ではなくランニングフォーミュラ等の方が適している。サブスリーをする前に読んだけど少なくともこの本はあまり役に立っていなかった。著者の知識を活かすにはターゲットをサブ20位に絞った方が有益かと思う。読む人は少なくなるだろうけど。★★☆☆☆2023/02/12
B-Beat
34
◎著者は東大生として箱根駅伝を走り、川内優輝選手とも親交のある市民ランナー。ネガティブスプリットの否定、レース前のエネルギー補給に懐疑的など独自かつ特徴的見解も多々あったが、全体としてはこれまで読んだコーチ本と共通だったか。「見本を参考に自分の頭で考えてアレンジ、さらにカラダと対話しながら再度自分の頭で考える。そして繰り返せ」と強調する。身長や体重、年齢や体力など各人の特徴に応じたよりベターな練習方法やフォームその他戦術というものがあるように思う。そこらあたりの自分に適したものを見出すことを心がけたい。2015/10/14
鈴木拓
22
走るということだけでなく、あらゆることに通じる「考える力」。東大卒だからということではなく、自ら考えて実行することの大切さと面白さを説いている。特に、チームとして強いとは言えない環境の中、どのように自分を鍛えていくのかということは、恵まれた環境にいる者以上に考えていく必要があるのだろうと思う。ただ頑張るというのではなく、考え続けながら頑張るということが必要である。言葉として大切だと理解できても、それを実践するのはきっと容易ではないのだろう。2022/11/14
B-Beat
16
★走ることについて語る時に読書メーターでの振り返り★初読2015/10/14★いわゆるランニング、マラソンのコーチ本が、結局のところバリバリのアスリートによって書かれていることの限界に気づくのはもっと後のことだった。走ることは子供の頃から教わらなくても出来る故の錯覚というか錯誤。教わることなく出来ること故の走ることのメカニズムを言葉にする難しさ。少なくともこのずっと後になってのあるコーチ本と出合い、その結果の劇的な走力の向上。サブ3.5はその本と出合うことなしには出来なかったとしみじみ。2020/04/05