角川文庫<br> レディ・ガンナーの大追跡

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角川文庫
レディ・ガンナーの大追跡

  • 著者名:茅田砂胡【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2014/10発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041013656

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内容説明

不思議な能力をもつ用心棒四人組。彼らを追う秘密結社がウィンスロウ家のお嬢様キャサリンの描いた「ベラフォードの姿絵」に気づいた! 自らの不注意が招いた騒動に、彼女は父親が止めるのも聞かず飛び出して!?

※本書は、平成十四年一月および二月に、角川スニーカー文庫より刊行された『レディ・ガンナーの大追跡 上』および『レディ・ガンナーの大追跡 下』を改稿・合本したものが底本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

30
「差別」という重い問題を扱いながらも、メインはあくまで愉快痛快な冒険譚。窮地に陥ったとき、私もキャサリンのように希望を失わず勇敢に立ち向かえるか? 何より純粋で美しい心のままでいられるだろうか? くすっと笑ってしまうようなオチまであり、今後の展開が楽しみ。2014/12/10

あゆみ

29
★★★★★ 登場人物が増えすぎて覚えきれないので巻頭にキャラデザと一言紹介つけてほしい。本人には悪意のない純真無垢な言動であっても、それを見聞きした人が悪事に利用する原因になった場合、 他人の秘密をさらす言動をしたことをもっと責められるべきだと思う。今回キャサリンは自らの不注意を反省しているのでそれはいいとして、周りが寛容すぎな気がする。相変わらずの悪が裁かれる展開や、主要メンバーが最初は別行動でも最後は合流して一緒に戦う展開が好き!2016/03/02

絳楸蘭

24
同じ「人」同士でも相容れないことが起こるのに、それが「変身できる人々」とだったらもっと大変だということを突きつけてくれた巻だ。知識として知っている、何かで聞いたことがある、読んだことがあるじゃダメ。実際に体験してみないときちんとわからないことってたくさんある。そのことを今回キャサリンは悲しい思いをしながらも実感したんだと思う。誰もが皆他人を思いやり、受け入れ、優しく接するというのは理想であり現実ではあることが難しいものだと知った14才の少女の胸のうちは計り知れない。→2014/11/03

るぴん

23
キャサリンが授業で描いた、形態変化後のベラフォードの姿が発端となり、異種人類撲滅委員会や怪しい団体が動き出す。相変わらず茅田さんは偉そうな悪役を描くのが上手い。最後に制裁が下されるのはわかっているけれど、それでも嫌な奴らには心底腹が立つ!そしてさっきまで笑顔で親切だった人々が手のひらを返したように攻撃してくる様子が、本当に怖かった(゚д゚lll)魔女狩りってこんな感じだったんだろうな…。複雑な現実を知り、それでも自分が信じる道を進むキャサリンの毅然とした態度が好ましい。続きも楽しみ♫2015/02/28

ソラ

21
このお嬢様、人間にしとくのもったいない…。他の登場人物みたいに特殊能力があってもおかしくない。あ、無謀とも言える正義感が相当するか。 あれだ。知っているだけ、読んだだけ、じゃダメだよな、体感しないと。何が正しくて何が間違ってるのか分からない。今作の『差別』は、重くのしかかってきたけど、それを吹き飛ばす勢いのキャサリンが素敵すぎる。2014/11/23

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