内容説明
ある日、校舎の屋上で七名子が出会ったのは、ふつうの人間には見えないはずの「死神」だった。宇城霊一郎と名乗るその死神は、不思議な道具と能力で、死にゆく魂を見きわめて捕獲するというのだが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
49
ホラー物らしいが、幽落町や華舞鬼町の流れでズズズと読了。こちらも常世と現世で人が混ざり合う。この本では見えないはずのモノが視える七名子さんと死神の宇城さん。魂を取るだけの死神が七名子さんのお節介から人助けをしながら魂を頂く。のほほんとした宇城さんですから一日一件の魂確保。命と引き換えに願いを一つ叶えてくれるなんて・・。私なら何を願おうかしらねぇ(#^^#)2020/02/09
miroku
18
無理!2015/12/26
Yu。
12
ズシリと重いシリアスなダークストーリーにドラえもんの四次元ポットの如く数々の死神アイテムを披露する口の悪い死神と味覚オンチでたいそう変わった高一女子らから成る人情幻想ホラー。あの… これかなり面白いんですけど… というように、ヘビーな内容と相対するキャラの活かし方との織り成し加減が絶品!もうとことん追っかける!!ミラベル超かわいい〜(*´ω`*)2015/04/05
きたさん
10
死神が出てきて魂を飲み込むのでホラー小説というくくりになっているのでしょうが、怖さはほとんどありません。各エピソードの中心になるのが人を殺したいと思っている人、死にたいと思っている人、なので話はそこそこ暗く重いのですが、偶然死神宇城と行動を共にすることになる女子高生がやたらテンション高いはらぺこキャラなので、不思議と全体的にほんわかムードが漂っていた気がします。無難に楽しく読めました。2020/04/06
半熟タマゴ
10
toi8さんのイラストにひかれて購入。読んでいて地獄少女を連想させる話で面白かった。いつも不機嫌で冷徹に魂を捕獲する死神の宇城。味覚音痴で困っている人をほっておけない眷属の七名子。性格の違う凸凹コンビな二人だけれど、相性はいいのではないかと。4話で登場したもう一組の死神と眷属以外にもペアがいたりするのかな。来年に出る2巻も楽しみー。2014/10/19