ハヤカワ・ミステリ<br> カルニヴィア2 誘拐

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ハヤカワ・ミステリ
カルニヴィア2 誘拐

  • 著者名:ジョナサン・ホルト【著】/奥村章子【訳】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 早川書房(2014/11発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150018870

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内容説明

イタリア駐留米軍基地の建設現場で発見された人骨は、第二次世界大戦中に謎の失踪を遂げたパルチザンのものだった。当時何があったのか? その頃、憲兵隊の大尉カテリーナと米軍の情報将校ホリーは、米軍少佐の娘ミアの誘拐事件の捜査を始める。犯人は基地の建設反対を訴えて、ミアを責め苛む映像をインターネットで全世界に配信する。狡猾な犯人に苦慮するカテリーナとホリーはSNS「カルニヴィア」の創設者ダニエーレに協力を求めるが……。壮大な三部作、波瀾に満ちた一気読み必至の第二部が登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

129
非常に中身が詰まっていて、しかも最近のIT関連の話がかなり多く出ていて年寄りの私にはついていくだけで大変です。数日間の話の割にはスピード感もあって、また歴史的な観点をあって私の好みにはあっていますミレニアムに通じる感じもしますがやはり北欧と南欧の差が出ているやに感じます。第3巻も楽しみです。2016/02/24

紅はこべ

100
それにしても最近の欧米ミステリってどうして拉致監禁ものが多いんだろう。北欧ミステリの影響か。ミアの拷問シーン、アレックスとどちらが読んでいて辛いか、甲乙つけ難し。作者のアメリカへの不信感は根強いものがあるな。描かれている出来事が著者に想像の産物で、架空のものという言葉が真実であるようにこれほど願いたい作品はない。作中のイタリア人政治家の「フランス人は味に疎いからな、それに、愛にも」って言葉には笑った。イタリア人じゃなきゃ言えないよね。2016/11/11

ひめ

41
拷問のやり方ってほんとにあるのかとびっくりした。ひどい。戦争ってなにをやっても肯定されるのですね。3部作とのこと、この物語がどうやって収束するのだろうか。それが気になって気になって仕方がない。早く続きよ、出てくれ~!2015/08/28

神太郎

34
前作よりも、より重厚感が増し、序盤はちょっと退屈だったものの、中盤から徐々に面白くなってきた感じである。作者はアメリカとイタリアの関係性などの事実関係を中心に描いているので、かなりリアリティがある。また、扱う事件も最初は誘拐事件であるが、単なる誘拐ではなく、アメリカ軍が行った非道行為をそこに盛り込んで誘拐犯が流す映像のシーンは結構胸に来る。そして、実はその誘拐事件もまた別の事件を隠すためのものでという入れ子構造だったのでミステリーとしても面白かった。ヒロイン2人も前作以上の活躍でかなり満足。2019/11/22

30
さくさくと♪前作の最後のトコで3人でどこかにって思い込んでましたよ^^;今作は痛そうでした。次作では、ダニエーレが活躍するとイイなぁ。ピオーラさんガッカリだわ。2016/02/02

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