内容説明
本能寺の変の実行者として「謀反人」のレッテルを貼られてきた明智光秀の実像を、最新研究から解き明かす。付録として、本能寺の変後に書かれた同時代史料「惟任退治記」全文の原文・現代語訳を掲載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
26
光秀関連でもう1冊。研究が集約されることで、光秀像が、人によって真反対の評価がされていることがまずおもしろい。保守・伝統主義という従来の光秀とは別に、野心家・向上意識の高い光秀という評価。光秀が名門の家出身ではないという研究とつなげると、光秀も案外遅出の能力主義者だったのかもしれない。そうなると秀吉や一益と同じレイヤーになりそうだ。前のめりな出世競争に挑む光秀、これはこれで織田家のイメージにあうなあ。本能寺の変も光秀の謎も、史料+αで今後さらに明らかになることを期待します。2017/09/24
パープル
3
GWから読み始めてようやく読破。光秀様関連の本ということ、表紙の桔梗のグラデが綺麗だったということで購入決めたけれど、特に真新しい情報はないように思った。が、丹波亀山城の写真のところ兵庫県になっているけれど、違いますよね?京都の亀岡市ですよね?そこが気になってしまって…。今あそこは宗教施設で受付しないと城跡に入れてないとかで非常に入りづらいのですよ。内容は、色々な方が執筆されたものが集まっていて面白かった。特別付録の惟任退治記については、原文→現代語訳→単語の解説となっているんだけれど、現代語訳に(続く)2015/08/04
逍遥遊
3
前半は特段新しい記載もなく、読み飛ばしてもよいかと。惟任退治記全文掲載はよかった。2015/01/07
qs
2
結局、本当の動機は判らないまま、と言うより人の気持ちは一瞬で変わったりするものなので、後は想像してみるしかないのですね!それにしても、良く調べられたものですね。2015/01/12
TK
0
7.14〜2017/07/20