内容説明
Windows PowerShellは、Windows環境におけるオブジェクトベースの管理ツールとして、非常に有用なツールです。すでにWindowsシステムの管理者にとっては、なくてはならない存在です。しかし、高機能であるがゆえに、一般ユーザーにとっては、使いこなすのが難しいのも事実です。そこで本書では、一般ユーザーがPowerShellを利用し、ファイルやテキスト処理を効率よく行うために必要な知識として、PowerShellのコマンドラインでの操作や、文法解説や関数、スクリプトの作成について、数多くの事例を交えながら解説します。
目次
第1章 Windows PowerShellとは
1.1 仮想的なOS環境の管理ツール
1.2 PowerShellの進化の履歴
1.3 Windowsユーザーにとっての用途
1.4 PowerShellの特徴
1.5 PowerShell 4.0のインストール
第2章 PowerShellを使ってみよう
2.1 コマンドレットを使ってみよう
2.2 もう少し高度な使い方をしてみよう
第3章 変数とオブジェクトを操作する
3.1 変数の使い方
3.2 PowerShellが扱えるオブジェクト
第4章 さまざまな演算子と式の使い方
4.1 演算子 ~四則演算、比較、ビット演算~
4.2 式 ~変数や演算子を組み合わせる~
4.3 文 ~処理を制御する~
第5章 関数とフィルタを作る
5.1 関数定義文
5.2 変数のスコープ
第6章 スクリプトを書いてみよう
6.1 スクリプトを書くための準備
6.2 wcを自分で作ってみる
6.3 whichを作ってみる
6.4 touchを作ってみる
6.5 Wordドキュメントを操作してみる