講談社現代新書<br> 世界の鉄道紀行

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講談社現代新書
世界の鉄道紀行

  • 著者名:小牟田哲彦【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 講談社(2014/08発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062882750

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内容説明

線路の上をボンネットバスが走行するボリビアのレールバスなど、奇想天外な世界の鉄道20路線をめぐる「夢の鉄道旅行記」。マチュピチュへの登山列車/クラクフから通勤電車で世界遺産巡り/幻の湖を目指す中央アジアの小鉄道/ハワイへ行って汽車に乗る/世界最高地点を行くアンデスの鉄道/“本家”オリエント急行に乗ったとき/ヒマラヤの国際軽便鉄道/夜行列車でユーフラテス川を目指す、など。(講談社現代新書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

43
普通の鉄道紀行文と違って面白かったです。マチュピチュに行くには途中から車では行けず、完全指定席の列車のみ。アフリカのザンビアでのドレスコードありの豪華列車。投石が日常茶飯事のフィリピンの列車。カンボジアでは地雷原近くを走るオンボロ列車は、地雷原の恐怖と終点近くでの蛍の乱舞の描写に胸詰まりました。アフリカでは日本人が思い描きそうな列車もあれば、西欧諸国の旅人向けの豪華列車もありなのが驚きで、日本人と西欧人にとっての休暇の過ごし方の違いも感じました。写真が無いのが残念。2018/05/10

Tadashi_N

29
訪れる機会のない国も触れている。鉄道が趣味ではなく、軍事機密の国もある。2017/06/01

へくとぱすかる

29
ただの鉄道紀行文だと思ったら大間違い。驚きの連続である。多くの国で鉄道が斜陽化しているとはいえ、ちょっとひどすぎる路線も。アンデスの世界最高地点を通る路線の現状を読むと、子どものころの想像とは全然ちがっていて、ため息が出る。台湾とカンボジアの話は、かなりいい話。鉄道乗務員が信頼できる職業であることを物語っている。中国の旅順線は、鮎川哲也「ペトロフ事件」の舞台であり、興味を持って読んだが、21世紀という時代は、過去のイメージを塗り変えてしまうものなんだなあ。2014/12/06

なにょう

19
奇想天外!驚きの鉄道旅行 帯の惹句に偽りなし。アフリカや南米や東欧まで。普段、そういった国々の事情に触れることは少ないからとても面白かった。カンボジアのぼっろい電車、改善されただろうか。むしろ、空気のように当たり前に電車が存在する日本の都市部こそ、世界的にみたら珍しいのかも。海外の日本人探しの番組でもほとんどバスばかりで電車は珍しいよね。★妻子を連れて鉄道に乗っちゃうあたりが凄いよね。家族で鉄道を楽しもうとする姿勢がすごい。2018/04/13

ユーさん

12
急か急かせず、行き当たりばったりも有り、この様な旅が出来るのが羨ましい。全く知られていない、又、日本人が一人としていない所へ飛び込んで行く勇気にもアッパレ!2023/02/17

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