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内容説明
どんなに内容が良くても、それだけでは、伝わらない! テレビ・雑誌などメディアでもおなじみ、自己表現(パフォーマンス学)の第一人者として活躍してきた著者が、6年間の雌伏生活で劇的に向上した安倍晋三首相のスピーチなどをサンプルにしつつ、最新の研究をもとに明らかにする魅力的な伝え方。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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15
最近、「人って実は声で選ばれるんじゃないか」と思うことが多い。だから「内容より表現」という本書には頷かせられた▼視覚の噛みつき=グリンプスバイトが大切。目力・笑顔・手動作、全て足りてないです▼よいフィードバックの三条件→[徹底した感情移入][感情コントロール][聴き分けて訊く力]▼自己紹介はいかに「お任せください」「お力になれます」と言えるかが勝負。まさに自分CMなんだね。2018/06/04
すぅさん
7
最近気になってるパフォーマンス学。人の本能として自己実現の欲求があるけどそれは①自己表現の欲求②承認欲求。この2つが満たされる事により自己実現出来た。と感じる。自己実現とは自分の夢を大切にし自分らしく生きたいと願う欲求の事でそれは自分を大切と思う「自己愛」からきている。人は「何らかの意図を持って自分を表現している」つまり良く聞く「セルフイメージ」「自己肯定感」もここに繋がるのでは、と思った。「ダメな自分」のイメージではそのまんま自己表現をして負のスパイラルに陥る。「素敵な自分」はその逆。2019/03/25
tolucky1962
7
P177でひけらかすと嫌われると書いているのに、P89でオールAを取ったとか書いているあたり、人間自分のことはなかなか気づかないんだなと勉強になった。個別には目新しい内容というより、研究者として多くの実験データで説得力を増している点と、本書としては図表や箇条書きが多くまとまっている点が良い点かなと思いました。例えば、P59プレゼン技法とかP137のプレゼン構成表などは、たまに見返して、参考にできそう。2014/07/31
まさき|SNS採用に強いフリーランス
6
■世阿弥に学ぶパフォーマー「三つの目」。そのヒントが、日本の「能」の大成者・世阿弥の『花鏡』の中に明確に書かれています(p.22)。①自分が、自分やまわりの景色や相手を普通に見ている目が、第一の目「我見」。②相手が自分を見ている目があることを知り、見られている自分の姿を相手の立場から知る目が、第二の目「離見」。③相手にどう見られているかを知って、最高の自分を見せていく自分の「見せる目」が第三の目「離見の見」(p.25)。 2020/04/02
リョウ
4
スピーチや対話において、話している内容そのものよりも大きなウェイトを占めるのが、話し方や動作などの非言語表現。どんなにいい言葉を使っていても、それが相手に届きにくければ独りよがりで終わってしまう。より良いスピーチをするためには、内容はもちろん、それをどう伝えるかを徹底的に練習することが大切。2016/09/24