内容説明
太陽系全域に警報が鳴り響いた。「粛清者襲来!」ただちに連邦宇宙軍は迎撃部隊を派遣する。だが、アイロスの予想に反し、粛清者は強大な攻撃力を秘めた二機で一組の強行偵察型探査機を送りこんできたのだ! 迎撃に向かった哨戒艇二隻はあっけなく撃破され、戦艦を含む即応艦隊が新たに派遣されたのだが……!?/掲出の書影は底本のものです
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
19
2014年6月ハヤカワJA文庫刊。書き下ろし。シリーズ5作目。無難な実戦。問題は、次のストーリーです。待ち遠しい。2015/01/03
ひっと
18
いよいよ粛清者の侵攻が始まりましたわけでして。これに,地球連邦軍は銀河文明評議会の協力を得て対抗するわけなのですが。この地球連邦軍の銀河文明評議会とのスタンスって・・・・。集団的自衛権ですなあ。宇宙規模の。こういう状態になると集団的自衛権が云々とか言ってらんないだろうなあ。生存がかかっているんだもんね。このような事態を,リアルの世界情勢に置き換えて考えてみると・・・・。集団的自衛権もありなのかなあ,などと,柄にもなく考えてしまうのです。 2015/05/09
ノリピー大尉
16
ついに粛清者が太陽系に襲来し、アルケミスに出撃命令が。 やがて、粛清者の攻撃から銀河全体を護るはずの銀河文明評議会が、実は厳しい階級社会であることを知る。第1巻ではイヤなヤツだったリーが、カッコよくなって再登場!2014/07/21
みろ
13
予想外に早く、しかも強力な偵察を仕掛けてきた粛清者に立ち向かう新世代地球人。ケイイチの階級が目まぐるしいほどに変わるあたりに混乱ぶりが表れているような。1巻では単なる尊大な嫌なヤツだったリーが、映画版のジャイアンのような頼れるヤツになってるのはうれしい。ケイローンの主星に向かう時に目にする圧倒的な物量に、今後の戦いのスケールサイズがうかがわれた。候補生になった生徒の人数が200名となってるのは誤植なのかな?2014/09/24
dorimusi
9
粛清者の無人偵察機2機を撃退。束の間の里帰り。ロボのキャラは好きだった。次のロボもある意味姉妹みたいなもんか? そしてケイローンの主星に向かって出航。途中で目に宇宙船の物量がSF感あるなぁと思いつつも万単位の戦いの中で主人公の役割どうなるんだろうなーーと思ったり。今後も楽しみ。2024/04/10