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内容説明
著者は、30年近く認知症を取材してきた、日本を代表する医療記者です。数年前、実母が認知症を発病し、患者家族の立場にもなりました。そこで気づいたことや実感したことも織り交ぜながら、認知症について、できる限りわかりやすく語った本です。発症、受診、検査、告知、アルツハイマー病をはじめとする認知症のさまざまな病気、介護。そして、糖尿病との関係など予防の最新情報。「いまの認知症のすべて」がわかる本です。(講談社現代新書)
目次
第1章 母の発病―そして要介護5へ
第2章 早期受診の大切さ
第3章 ところで認知症とは?
第4章 検査と診断、告知の難しさ
第5章 認知症にはさまざまな病気がある
第6章 認知症の予防をめぐって
第7章 介護の周辺
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めんま
11
認知症がどのような原因で発症するのか、発症した場合、どのように接するとよいのか、介護している人の精神的・身体的負担をどうすればよいか。高齢化社会という介護と無縁でいられない時代にあって、認知症の基礎の基礎を概説的に知ることができる。2021/03/26
なかもも
7
認知症について、分かりやすくまとめられていて、基礎から知りたいと思っていた自分には最適な1冊だった。著者のお母様が認知症で、実際の体験も合わせ、患者さんに寄り添った目線で綴られている。認知症にも様々な種類があり、それぞれ症状やケアの方法も異なってくるなんて知らなかった。予防についても言及されていて、やはり生活習慣病は大きな要因のひとつだと再認識。「老いてもなお自立なのか」「長い老いを支え合う受け皿がある国が、真の文明国ではないか」といった著者の問いかけが心に響く。2017/01/30
はる坊
6
僕の周りには幸いまだ認知症の人はいないけど、認知症の症状とはどんなのかを知ることは大事だと思う。2014/07/22
カネコ
5
○2014/08/18
ひま
3
選択課題図書にしたものの、選ばれなかったけど、自主的に読もう図書。←長い。新聞記者の方が書かれただけあって分かりやすかった。あと、前頭側頭葉変性症は、初めて知った。かも?とにかく診断が難しい病気なんだなぁ。でも、どの本にも書かれてるのは、受容と寄り添うこと。これが結構難しいのかもしれない。2015/03/05