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内容説明
足かけ6年に及んだ小泉純一郎長期政権以降、第一次安倍晋三内閣から民主党の野田佳彦にいたるまで一年程度で総理が交代することになった理由は何なのか。そして民主党はなぜわずか三年で政権を手放さざるをえなかったのか……。沖縄米軍基地移転、東日本大震災、消費税アップ等の外交・内政の重大問題への対応を中心に、日本記者クラブ賞受賞のベテラン記者が日本政治とリーダーのあり方の問題点を描き出し、国を背負って立つ政治家の責任を問う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びす男
21
面白くて二時間で読了。コロコロ変わった短命政権たちの舞台裏に肉薄したもの。ここ数年の政治史を振り返るうえでも、現在の政治を考えるうえでも、きわめて有益な本だ。自民党リーダーたちの素顔の描写が印象的だった。もともと現政権の強引な政権運営(特に安全保障政策!)の印象が強かったからか、「けっこう色んなカラーをもった人がいるんだな」と意外に思った。何にせよ、いまは二大政党制の夢破れ、新たな大政党が生まれ得る土壌がない。頼みますよ、自民党という感じだ。野党時代の屈辱の中で彼らがどう成長したのか、注視していきたい。2014/06/25
zen-dai
5
前作『総理の器量』に続いて、橋本五郎さんの講演を聞くための勉強本。今回は、第一次安倍内閣から民主党の野田内閣における短期政権。そして、現在の第二次安倍内閣までについて著者が解説している。短期政権に終わってしまった内閣でも評価されるべき部分、問題点について書かれている。改めて当時の政権について振り返ることができた。著者の言うように、誰が指導者になるかによって政治が違ってくると思う。これからの政治において、総理の器量・覚悟のある人が総理になってくれることを願いたい。2014/06/14
スズツキ
1
記者による歴代政治家への通信簿。正直すぐ忘れちゃうような内容なんだけど楽しめます。2014/07/29