角川文庫<br> 開国の使者 ペリー遠征記

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角川文庫
開国の使者 ペリー遠征記

  • 著者名:佐藤賢一
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2014/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041018293

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内容説明

1852年、マシュー・カルブレイス・ペリーは日本開国の任務のため東インド艦隊司令官に就任した。日本へと遠征したペリーを待ち受けていたのは、開国を迫る世界各国と幕府高官たちだった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

12
ペリーといえば軍艦で日本を脅して開国させた人で傲岸不遜な人物という印象でしたが日本に来る前や後に何をしていたのか?何をしたのか?どんな人物なのか?開国以外何も知らなかったので購入しました。ペリーの家は海軍一家で兄は伝説的な人物で常にペリーの誇りであり目標で超えたい存在だったようです。日本を開国させられれば兄を超えられると張り切っていたようです。当初予定していた大艦隊は中国の問題やお金で実現出来なかった。二回目の来港時は林大学頭が対応にあたりペリーは交渉で主導権を奪われかなり追い込まれたようです。意外でした2017/02/06

クサバナリスト

10
黒船来航のペリー。日米和親条約のペリー。教科書知識でしか知らなかったペリーが物語を通じて人間味をもって認識できた。また、よくある幕末小説と違い、ペリーからみた黒船来航が新鮮だった。でも一番最初驚いたことは、ペリーが還暦の頃にやって来たこと。四十代の現役バリバリ司令官だとずっと思っていた。2015/04/01

TheWho

9
幕末の大事件「黒船来航」の当事者であるペリーが、自ら語る黒船来航の意義と信念、そして内実。幕末史を世界史的観点から解き明かす歴史絵巻。何故ペリーは、日本に来たのか?浦賀沖だったのか?二度の来航だったのか?そして日米和親条約の本質とは?等々・・ 日本から見た幕末史では単純な観点で解釈していた事象が、ペリー本人の視点で世界史の渦の中で巻き込まれている当時の日本が、ありありと描かれている。幕末の日本を世界史の中で再認識する興味深く面白い一冊です。2014/05/18

大岩

8
そうか、日本にこんな非常な衝撃を与えたペリーでもアメリカではあまり知られていないのですね。おそらく当時のアメリカ人たちは、幾つかの戦争を経て自分たちの国が世界第一の超大国になることも、ペリーが開いたこの国がアメリカと貿易摩擦を起こすほどに工業立国になることも予想だにしなかったでしょう。解説にもありましたが、プロローグとエピローグに当時のアメリカの状況を伺える描写があります。まだまだアメリカも新興国(であり新生国でもあります)で、ペリー来航は南北戦争が始まるか始まらないかと同時期のことだったんですね。→2014/06/05

マル

7
ペリー、そう言えば日本のターニングポイントになった人物の事を知らないと手に取る。 何故、彼が開国を迫ったのか? ペリーが見る日本、日本人とはも描写。 黒船に脅され止む無く開国したイメージだったが、そればかりではない事もわかった。2019/05/23

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