どちらとも言えません

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どちらとも言えません

  • 著者名:奥田英朗
  • 価格 ¥520(本体¥473)
  • 文藝春秋(2014/06発売)
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  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167900762
  • NDC分類:780.4

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内容説明

大人気「ドクター伊良部」シリーズでおなじみの著者が、総合スポーツ雑誌「Number」で連載したエッセイ集。もちろん、そこには奥田テイストがはっきりと! 特定の選手やチームには一切取材せず、ファンとして、あるいは単に観戦者として“フリー”の立場で綴っているため、極めてニュートラルな書き方に。サッカー後進国の振る舞いを恥じ、プロ野球選手の名前をマジメに考え、大相撲の八百長にはやや寛容? スポーツから覗いてみるニッポン!

目次

1(スポーツにおける悪役の経済効果考。 プロ野球おやじの目に映ったJリーグ。 WBCでわかってしまったアメリカ式の行く末? ほか)
サッカーW杯狂想曲(改めて考える日本人サッカー不向き論。 根が深いスポーツの力関係。 サッカー、番狂わせゾーンの快楽。 ほか)
2(メダルの価値と五輪の大本営発表。 用具はドーピング?ならば原点回帰を。 結果待ち競技と観る者のジレンマ。 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

162
奥田さんの2冊目のエッセイ集で、これはスポーツに関する話題ばかりですね。特に野球とサッカーが多く、言いたいことを言っている感じがしますがそんなに嫌味には思われません。特に悪役が人気を盛り上げているという論点には、確かにそうだという気がしました。朝青龍や江川然りですね。2016/01/23

シブ吉

114
ああそうだ、昔は通気性の悪いブカブカのスエットと、底の薄いシューズで走ったもんだ。そして、階段を駆け上がり、頂上では「エイドリア〜ン」なんて、叫びたくなったりしたもんだ。水は飲んでダメ、精神力で耐えろ。熱中症などという言葉も無く、休憩のたびに、お腹がパンパンになるほど、ひたすら水を飲み続けたあの頃を、「用具はドーピング?ならば原点回帰を。」や「猛暑日と運動部の相性についての考察」の項を読んで思い出しました。本書は、ちょいと辛めのスポーツエッセイが満載で、笑いながら楽しめる一冊でした。2014/08/22

猿吉君

98
ナンバーに連載していたスポーツエッセイ、何とも言えない独特な語りでネタがよく判らなくても楽しく読めちゃいます(笑)①とはいえプロ野球とサッカーについては基礎知識はあった方が楽しめます。②中年のおじさんの気持ちをド直球で代弁してくれてうんうんと頷きっぱなし。③キロ6分30秒で毎日走っているのは立派なアスリート。④現代だったらどういう風に書くのか読んでみたいです。点数75/100→正直軽いエッセイなので内容は忘れてしまい、また再読して楽しめると思います(^u^)2020/12/04

AICHAN

89
図書館本。奥田英朗がスポーツ雑誌に寄稿した短文集。著者のスポーツ愛溢れるエッセイばかり。外国のスホーツ事情についての内容が多く、「へえ、そうなんだ」「知らなかった」「ほえ~」としきりに驚き、感心し、頷いた。奥田さんはエッセイもいいね。2019/04/01

アッシュ姉

74
奥田さんのスポーツエッセイ!面白かった!独自目線で語られる鋭い分析と、冴えわたるユーモアにニヤニヤしっぱなし。外で読んでても思わず笑い声が漏れてしまう箇所が多々あり、楽しい時間でした。『Number』掲載にしては辛辣な批評もありますが、毒舌だけど憎めない、辛口だけど傷つけないのは、奥田さんのお人柄と根底に溢れる愛のなせる業ですね。よくぞ言ってくれたとスカッとする人もいるでしょうし、言われた当人も思わず笑ってしまうと思います。谷繁への野次が一番好き。奥田さんファン、スポーツがお好きな方へオススメの一冊です。2015/02/24

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