小学館新書<br> 中国人が選んだワースト中国人番付-やはり紅い中国は腐敗で滅ぶー(小学館新書)

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小学館新書
中国人が選んだワースト中国人番付-やはり紅い中国は腐敗で滅ぶー(小学館新書)

  • 著者名:遠藤誉【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 小学館(2014/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098251797

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内容説明

「中国人民よ、専制は必ず滅亡する!」

安倍総理の靖国参拝で、「日中関係はこれまでにないほど悪化した」と言われている。しかし、2013年暮れの靖国参拝でも尖閣国有化1周年、満州事変記念日にも反日デモは起きなかった。いや、習近平政権は反日デモを起こせなかったのだ。なぜか。中国共産党、高官の腐敗は凄まじく、一党独裁が生んだ貧富の格差は、日本人の想像を絶する。
「中国人民は今もなお専制という悪魔の爪の下で苦しみ、もがいている。しかし希望を捨ててはいけない。君知らずや、建国以来どれだけ多くの英雄が人民の自由のために強権を恐れず不屈の魂で命を賭して戦ったかを!人民はいま目覚め、悪魔は怯えている。専制は必ず滅亡する!」――14年元日、ネットにこうした前文に続いて「クズ中国人番付」がアップされ、瞬く間に消されたが、グーグル香港に転載され一気に広まった。中国人が選んだ「クズ集団」と「クズ中国人」番付には庶民の怒りと心情が反映されている。その中身とは。
習近平が恐れる「6億の網民(ネットユーザー)」と国民の怒りが沸点に達したとき」“紅い中国”は滅ぶ。

目次

第1章 習近平はなぜ反日デモを抑えたのか
第2章 中国人が選んだ中国人クズ番付
第3章 死刑判決を受けた鉄道大臣―劉志軍
第4章 腐敗の構造と噴き出す矛盾
第5章 毛沢東を利用し、生き残りに必死の習近平
第6章 中国はどこへ向かうのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

40
中国の汚職についての一冊。新書というスタイルのせいか、この著者にしては内容が薄いように感じられた。題名の番付にしても中国で話題になってる最近の事件を羅列しただけなようだし。それでも最近ニュースでちょくちょく見かける周永康について書かれた部分等は、事件の詳しい概要がわかって面白い。後、習近平の毛沢東回帰とか。ただ中国共産党だけが諸悪の根源で、民主化すれば全てが丸く収まる、ような部分については首を傾げざるをえない。ネットとか見てると結局の所、そこに住む人間の民度によって各事件は起こっているように思えるのだが。2014/04/23

北本 亜嵐

14
本当の「ワースト中国人」なら、現政権の関係者でランキングが埋まるはずだけど、ネットで「言論統制」されている国では大っぴらに発言出来ない。「許される範囲」での「ワーストな集団・個人」をまとめたもの。その中には共産党を批判出来ない「民意」の本音が隠れている。「悪魔の弔いの金はすでに響き、専制は必ず滅亡する」その序曲は既に始まっているように思った。リアルな中国人の本音が満載な1冊。2015/11/23

Shinchan

12
歴史的に賄賂の習慣があった国、この国では「賄賂は文化だ!」 共産党政権になって一党独裁で党幹部であれば何でもできるような国、中華人民共和国という名前は虚妄である。 また、この本を読んでいると中国人の金と権力に対する異常なまでの執着を感じる。2015/11/01

ののまる

9
題名から想像するような、決して嫌中本ではありません。遠藤さんの分析、いつも腑に落ちるし情報網がすごい。新聞記者は政治的分析を書く前に、ちょっと相談したらええんんちゃう!と思うくらい、え!?そういうことやったんか!てことが、てんこ盛り。著者の壮絶な戦争体験からくる腹くくった発言の重さ。2014/09/27

ひろし

5
遠藤誉さんによる直近の著書。本のタイトルは、とてもキャッチーだが、現代中国を解説する真面目な本。前回読んだ「チャイナ•ジャッジ」では、薄熙来の失脚がテーマだったが、その後の周永康の失脚手前までが書かれている。習近平政権になり今中国で何が起こっているのかを知るには良い本だと思う。著者の言うように、仮に腐敗によって共産党一党独裁体制が崩れたとすると、我々日本人もただの傍観者ではいられないだろう、そんなことを考えた。2014/08/17

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