内容説明
愛する夫に会いたい。それだけを望む雪乃だったが、花魁道中の豪奢な衣装に目をつけ禁制品摘発を進める幕府と密貿易組織との抗争に巻き込まれ命を狙われる。すべての謎が解き明かされる人気シリーズ第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
44
めまぐるしい環境の変化の後、吉原の代書人になった雪乃。設定はとても興味深いのになんとなく雪乃のキャラ立ちが弱くてもったいない感じがした。でも、絵を描くことについての描写が楽しくて興味深く読んだ。最終巻を読み終えてから作者が有名な日本画家のお嬢様なのを思い出して、なる程と納得した次第。2019/11/08
カピバラ
24
旦那には再会できたけど、なんだかなーという気持ちにさせられた。梅枝の嫉妬はさもありなん。雪乃のような女性は女性の反感を買いやすいのかもですな…2015/02/06
みちゃこ@灯れ松明の火
11
何となく不完全燃焼な小説でした。役者は揃っている割には上手く使いこなせていなくて残念だった。もっとじっくり練って欲しかった。きっと面白いお話しになったと思う。続編あるけど、どうしようか考え中。2016/07/02
なっちゃん
10
大風呂敷広げっちゃって、急いで拾い集めた感じ。粗い感じも抜けなくて残念。2015/04/30
あかんべ
7
広げた風呂敷を一気に閉じるような展開。急いで決着をつけたみたいで、岡部が雪乃を迎えに来たのには、なぜと疑問が残る。この先はまだ続くのか、ちょっと微妙。2014/06/10