内容説明
坂本龍馬の生涯を軸にすえ、武市半平太、西郷隆盛、高杉晋作、勝海舟、徳川慶喜ほか幕末の英傑たちが歩んだ激動のドラマに肉迫。虚像多き龍馬像をつきくずし、新たな龍馬と維新のダイナミズムを描きだす!
目次
第1章 土佐藩郷士・坂本龍馬
第2章 龍馬と黒船
第3章 龍馬脱藩
第4章 勝海舟と坂本龍馬
第5章 薩長同盟
第6章 龍馬の見た大政奉還
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
41
龍馬ぜよ!なぜか龍馬の話が読みたくなったので手に取りました。2016/11/29
きっちゃん
7
幕末の志士で一番人気の坂本龍馬を史実・歴史背景をもとにその姿に迫る。 龍馬の凄さを再確認。2014/03/07
maito/まいと
4
井沢さんの日本史シリーズ、今回は坂本龍馬に焦点を絞った一冊。ただ、これまでのシリーズのような切れ味が感じられず、目が開かれるような話しを期待している方にとってはやや拍子抜け?するかも・・・(特に後半に関しては龍馬の生涯を追いかけるだけの展開)せっかくだから、もっと目新しい話が読みたかったなあ。ちなみに龍馬に関しては、(確かに)司馬遼太郎に引っ張られすぎているけれど、井沢さん以上に加来さんや磯田さんを始めとした気鋭の方々によって、研究や持論が発表されており、少しずつ実際の龍馬に近づきつつある気がする・・・2013/12/07
Cinejazz
3
【坂本龍馬】の実像に迫る歴史談話です。歴史の真相に近づくほど、「フィクション・坂本竜馬」の世界から遠のいていきます。でも、「事実は小説より奇なり」と申します故に、フィクションの夢は膨らましたまま、新たな歴史小説を楽しもうと思うのでした。2019/07/08
もくもく
3
小説やドラマで作られたイメージに対して、坂本龍馬の実像を綿密に考察した一冊です。司馬遼太郎がその作品のタイトルを『<竜>馬が行く』と、あえて主人公の名を一文字変えて著したのは、「これは小説です」とのメッセージであると読むところからはじまって、史実の坂本龍馬の事績を確認・評価しなおすという作業は、新発見ではないものの興味深い作業であったと感じました。2014/02/09