中公新書ラクレ<br> 文部科学省 「三流官庁」の知られざる素顔

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中公新書ラクレ
文部科学省 「三流官庁」の知られざる素顔

  • 著者名:寺脇研【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 中央公論新社(2014/02発売)
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  • ISBN:9784121504760

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内容説明

「脱ゆとり」「英語教育」等と騒がれるたびバッシングされる文科省は、“三流官庁”とされてきた。本当のところ、どんな組織で、何をめざしているのか? また日教組、PTA、教委、文教族等との関係は? “ミスター文部省”が体験をもとに、教育行政の知られざる世界を解明する。

目次

第1部 「三流官庁」の真相(日教組、臨教審…―歴史をさかのぼる 小・中・高・大との「距離」 教育委員会との力関係 他省庁との協調・対立 PTA、メディア、そして国民との関係)
第2部 政治の激動の中で(大臣と「御殿女中」 文教族支配の盛衰 政権交代と文部科学省)
第3部 官僚たちの知られざる素顔(「マルブン一家」の“家風” キャリアとノンキャリア 天下り今昔 科学技術庁との合併・舞台裏)
第4部 これからの「教育再生」を考える(審議会とは何か? 教育改革と「虎ノ門シンクタンク」の役割)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

25
文部科学省-「三流官庁」の知られざる素顔。寺脇研先生の著書。文部科学省の不祥事が続いていることをきっかけに読みました。文部科学省は「三流官庁」と呼ばれているという自覚が文部科学省職員や文部科学省関係者にあるからこそ、組織の一部の人間が嫉妬やコンプレックスから不適切な形で権限を振りかざす、傲慢な言動をする、高飛車な態度をとる、それが一般社会から見ると非常識で理解不能な不祥事の発生につながる。もしかしたらそういう面があるのではと邪推してしまいました。2018/08/09

ステビア

17
元文部省キャリア官僚が古巣を語る。事業官庁から政策官庁へ。2021/01/23

Nobu A

14
表題「文部科学省」の青木栄一著書を数週間前に読了。次が2013年初版本著。全く同じタイトルが2冊もあるのが不思議だったが、本著読了後氷解。本著者、寺脇研は元文科省職員。内部から沿革が縷々綴られているが、明確な評価基準もなく、どちらかと言うと奮闘記。恐らくその為か8年後に青木本が上梓されたと推測。新書は逆に国際的比較が多少あるが、検証や考察が表面的。どちらもそれなりに勉強になったが、残念ながらどちらも中途半端。共著で客観性を保ちつつ犀利なメスを入れたものを執筆してみたらと好き勝手なことを呟く。一読者の特権。2021/06/25

河織吾郷

11
教員採用試験の勉強をすると、制度や仕組みの変遷史を勉強することになるが、実際の血沸き肉躍る?教育者たちのドラマはなかなかそこから読み取ることは難しい。本書はその肉付けを上手くしてくれる内容を含んでいる。特にあの「学力低下」問題の火付け役が旧通産省(現経産省)であったことには、裏話的な楽しさと後味の悪さを感じた。副題でもある文部科学省に対する「三流官庁」という評価が、「いやいや一流だ」と逆転するのか、はたまた「何を言う!五流以下だ」とさらに拍車をかけるかどうかは貴方次第。兎も角、教育は国家百年の計であろう。2015/07/21

とみやん📖

9
子供が学齢期にあるので、教育行政に興味があった。寺脇研さんの本が面白いと何かで知り、読んでみた。 第一部の文部省の歴史のところがかなり退屈だったが、二部の政治との関係性や三部の文部官僚の実状についてはとても読みやすく面白かった。 あとがきに著者自身が言うように、若干美化されているようにも思えるが、中央官僚の中でも、真面目で誠実な印象なのは何となく分かる気がする。 中教審や臨教審による深い議論の末に今の教育制度が形成されているのが分かり、政治の世界でやたらと教育改革を語られるが、丁寧な議論が必要と感じた。2022/01/10

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