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内容説明
大ヒット漫画「ちはやふる」の小説、第3弾。漫画では描かれなかった中学時代を、末次由紀氏監修のもと、小説化。第3弾では、若宮詩暢と真島太一の中学時代を描きます。京都の私立津咲中学の2年生・若宮詩暢。かるた以外にはまったく興味がない詩暢に、季節外れの転校生・笹原美稀がからんできて・・・。詩暢はいつしか、美稀のペースに巻き込まれてしまい・・・。また、太一が初めて交際した彼女との日々が、明かされます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごに
23
天才ゆえ理解されず、自分からも人を遠ざけ孤独だった詩暢。独りに慣れてしまった詩暢も本当はずっと人に優しくしたり、されたりしたかったんでしょうね。太一は寂しい時にスッと入り込んできた娘に絆されちゃったのね。まだ恋が何なのかもわからず、ただ流されてしまったような…?4巻では別れについて描かれているようなので、そこで何に気づけるのか?そっちの方が気になります。2013/12/29
赤とんぼ
21
詩暢ちゃんが良いです。漫画と小説だと、どうしてもキャラクターのイメージが微妙に変わってしまうのですが(^_^;)それはそれ、これはこれとして楽しんでいます。2013/10/04
薫子
21
本編ではどうにも掴みきれない子な詩暢ちゃん。その人間味、みたいなものが描かれています。この子も最初から悟りきって他人に興味のない子だったわけじゃなかったんだなぁ。ちゃんと色んな悩みだったりを抱えていたんだ。笹原、本編にも出てきて欲しいなぁ。そして、太一。ケータイでさくって別れてしまうくらいにしか想ってない彼女だったのかと思いきや、ちゃんと必要としてたんじゃない。4巻でもっと深掘られるみたいなんで、今から楽しみ!2013/09/15
さなごん
20
しのぶちゃんの特性故の生きづらさかぁ。そして、太一の彼女との関係が薄っぺらじゃなくて、支えあってたんだってわかって良かった。瑞沢にきたのにお母さんが怒らなかったのにも納得2016/08/05
future4227
19
小学生にして、史上最年少のA級取得者であり、天才少女と謳われた若宮詩暢と笹原美稀との友情が描かれる第三巻。強すぎるが故の孤独。その心の壁を東京からやって来たやけに馴れ馴れしい少女が優しく取り払っていく。京都弁と東京弁のちぐはぐな会話も面白い。また、原作の第2巻にチラッと出てくる太一の彼女、香澄。誕生日に天体望遠鏡で月を眺めるデートなんて、なかなかお洒落な女の子だなぁ。2016/04/12