内容説明
藤兵衛、絶体絶命! 暗殺剣に死角は?
馬喰町の両替商に押し入り、番頭を惨殺して大金を奪った強盗・梟党。番頭を検屍した千坂藤兵衛は、一味に人間業とは思えない突きを操る剣客が潜んでいることを察知する。折しも、彦四郎の生家である料理屋・華村を買収しようとする謎の武家が出現。二つの事件がつながった時、千坂一家は未曽有の窮地に立たされる――。傑作時代小説、衝撃の終幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翠嵐
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借本。藤兵衛と由江はこれから先の人生を共に歩むことになるのか気になる所。2014/04/25
いえのぶ
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初老の剣術同上の主が娘婿ら道場の仲間たちと事件を解決するシリーズの第一シーズンの最終巻。剣道三段の著者による剣戟シーンは鮮やか。本作では、霞突きという剣の技が登場する。第二シーズンは既に刊行されているらしい。楽しみ。2013/11/22
matsu0310
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☆2013/07/26
えるまぁ
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本書で第一部完。後期から垣間見える、都合主義とは一線を画した聞き込みシーンもさることながら、太刀筋が見えるかのような剣戟にも相変わらずワクワクさせられる。第二部は既に始まっているそうである。2013/07/03