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内容説明
明治・大正・昭和の貴重な鉄道施設を専門家が解説! 東京に集積する「鉄道遺産」の数々。日本初の鉄道が開業した東京には、明治以来、数多くの路線が建設されてきた。そのため、あらゆる時代、あらゆる種類の鉄道構造物が集積し、今も鉄道輸送を支え続けている。東京に残された「鉄道遺産」を研究の第一人者が解説する。駅舎や施設の貴重な歴史的写真・図版をカラーで豊富に掲載。保存版の一冊。(ブルーバックス・2013年5月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
39
家族が読みたくて借りた本なので、私にはイマイチでした。 駅舎(こちらでは専門用語の駅本屋えきほんや)の説明は面白く、東京駅は高架鉄道とセットで構築されたと知り、驚きでした。そして今より地味な案だったのを、あの後藤新平により3階建ての豪華な駅舎になった! また、皇居と直結する駅舎は世界でも例をみないとか。 他にはデパートと直結した駅も日本だけだったそうです。 旧新橋駅が汐留に再現されていると知り、見に行きたくなりました。 その後の章(橋梁)(高架橋)(トンネル)を巡るは、興味がわかずにスルーしました。2015/03/13
calaf
17
関東平野って、真っ平らな印象があったけど、結構凹凸があるみたいですねぇ...確かに、渋谷のあたりはそこそこな坂があるなぁ...2013/09/17
たか
7
駅、高架橋、トンネルなどに分類して紹介。カラー写真が豊富で見やすいです。2013/07/26
オサム兄ぃ
6
放送復活を望む声多数、のユルい紀行番組「ブラタモリ」で東京を走る鉄道の見所を含蓄深く解説していた研究者の著作。鉄道総研勤務となれば、鉄っちゃんには「神」の領域におられる人だ。驚くべき知見を惜しげもなく披露しているので、読み応えがあるし、本書を片手にテツ巡りをしたくなる一冊である。「遺産」といいながら、紹介されている建造物・構築物の多くはバリバリ現役で首都の足元を支えている。読後には日々の通勤電車に乗っているだけでも、日頃の景色が違って見えてくる。先人達の知恵と努力に自然と畏敬の念が沸いてくるのである。2014/01/17
やまほら
5
「おわりに」にもあるが、どんな鉄道施設の構造やデザインにも、なんらかの意味があるということがわかる。特に、何の変哲もなく見える御茶ノ水駅が、「インターナショナルスタイル」という意図的なものであることには、目から鱗が落ちた。この本に出てくる施設を、ゆっくり観察しに行きたい、と、この手の本を読むといつも思うんですが…。2013/10/27