内容説明
高松塚古墳の側で、古代貴人の衣装を纏った男の絞殺体が発見された。被害者は資産家の小池恵之介70歳。彼の口座から30億もの大金が引き出されていた。十津川警部は、小池の秘書で愛人の早川亜矢子を訪ねるが、何も知らないという。やがて、彼女も失踪し……。捜査の為、十津川警部たちは奈良へ。飛鳥時代への幻想の果てに連続する殺人! 古代史の闇に迫る名推理。旅情あふれる長編歴史ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MASA123
7
十津川警部が飛鳥の歴史に嵌ってしまいます。西村京太郎さんの蘇我氏への自説が延々と展開されます。2022/04/07
胡瑯
4
奈良の明日香村を舞台にしたお話。 蘇我氏の解釈が興味深かった。2022/12/23
琵音
4
ドラマではよく観ていますが、小説で読むのは初めて。やっぱり旅情ミステリですが、蘇我氏についての解釈が結構書き込まれていて、ドラマで観るより楽しめました。2016/09/14
ディープなつまみぐい
2
奈良の明日香を舞台に飛鳥時代を絡めたミステリー。ミステリーというより時代小説としてみた方がしっくりくるかもしれません。蘇我氏の時代と言われる飛鳥時代を生い立ちも含め通常とは違う考察もあって楽しく読みすすめられた。風邪気味な体調の中、この本を手にしてゆっくり読めたのも良かった。2017/05/04
ツキコヨウ
1
これは、、、んー、こんなもんかなと…別に読まなくても…2014/06/21