内容説明
凶悪な人間兵器「メギド」をもうひとつの人格として持つ根岸達也。九州での闘いを終え、辿りついた北海道で見たものは、国のエネルギー政策転換の陰に蠢く巨大な利権の渦だった。やがてアイヌの聖地を舞台にした陰謀に巻き込まれる達也。そして新しい人格の目覚めが達也を苦しめていく。フラッシュバックする血塗れの殺人現場の幻覚は何を意味するのか? 大好評アクションシリーズの第4弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
爺
2
ようやくシリーズ既刊読破。達也もメギドも、どうにも中途半端なキャラクターという印象。大藪春彦でも大沢在昌でも駄作は結構あるので、このシリーズだけで著者の力量を断じるつもりはないけれど、このシリーズはもういいかな。次にこの作者の本を読むとしたら、よっぽどそそる設定だった時だと思う。作品に関しては、ハヨピラ自然公園というなんとも残念なサブカル廃墟の存在を教えてくれたことには感謝。物語構成はこれまでと同様、後半で風呂敷を一気にあっさり素っ気なく畳んでしまうので、何とも呆気ない印象。2014/10/26
トールマン
0
△2013/04/11
かなっち
0
メギドシリーズの初読みです。順番通りにもう一度読みたい。2022/06/15