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内容説明
職場で実力を出し切れないのには理由がある! 学校時代は問題がなくても、職場ではトラブル、失敗ばかり。自分では気づきにくい、誰もが少しずつ持っている発達障害的な要素を知り、自分の働くスタイルをつくるにはどうすればよいか。
社会性の障害である発達障害の人が抱える問題を、障害受容ではなく自分の特性として理解し、自分を生かす働き方が身につく本。豊富な事例で、つまづきと改善方法が分かる。自分では一生懸命にやっているのに、なぜか周りの評価が低い人に読んでほしい。得意を生かして自分を生かす働き方はきっと見つかる!
目次
第1章 働き始めてから感じる違和感とつまずきの原因を理解する
第2章 自分の体と心をケアする方法
第3章 職場でのサバイバルストーリー~事例から学ぶ~
第4章 ストレスを溜めずに働き続けるヒントQ&A
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海(カイ)
16
【図書館】まずは、さらっと読んだ。いろんなことを思った。もっと早く病院を変えていたら、もっと早く自分が自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)だと、診断されていたら……もっと早く、働くことを考えられたかもしれない。でも、今が私にとってのタイミングなのかもしれない。私の症状に参考になるところを書き出すつもりだ。2016/09/27
森
8
軽度の発達障害向けの本。この種の本は少なかったかも。2013/03/19
*
5
多様なケーススタディが書かれており、その全てが明確な「立ち直り物語」になっていないところがいい。自分だけじゃない、と気が楽になる人もいるのではないか。一方で、著者のアドバイスには「エリート障害者」であるかのような意識が見受けられ、いまいち響かないと感じる点も。決して、寄り添う気持ちがないというわけではないが。2017/06/14
のりまき
4
診断済み当事者より、パステルゾーン(グレーゾーン/特性を持ちつつも程度が軽い、または特性を活かし社会に適応できている人)に向けた記述が多いです。 私は未診断ですが、参考になるアイデアが多いので、たまに発達障害関連の本を読んでます。人生の選択に迷った時、メリット・デメリットの両面から検討し判断する図解がわかりやすかった。
あもなか。
4
グレーゾーン(パステルゾーン)かもしれない、と感じることが多いので読んでみた。「異なる三つの視点を持つ」という提案が参考になりました。一人称の視点(私の視点)と、二人称(相手の視点)、三人称の視点(客観的視点)の三つ。つまずきから抜け出せなくなるパターン(自責・他責・やみくもな努力)に陥る人は、一人称の視点しか持っていない場合がある。「相手から見てどうなのか(二人称)」「客観的に見てどうなのか(三人称)」を忘れずに考えるようにしたい。2014/06/04