集英社文庫<br> 質屋藤十郎隠御用

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集英社文庫
質屋藤十郎隠御用

  • 著者名:小杉健治【著】
  • 価格 ¥555(本体¥505)
  • 集英社(2016/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087450071

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内容説明

浅草の質屋『万屋』。主人の藤十郎は、庶民の味方でありたいと、幕府のお触れに反しない限り客の望みを叶えてきた。ある日、御高祖頭巾の女が高価な煙草入れを持ってきた。入質証文を書く様子に迷いがあり、身元保証人はいないという。子細ありげな女に、黙って金を出すが……。『万屋』に出入りする鋳掛け屋たち庶民の暮らしを護りながら、私利私欲のため陰謀を巡らす巨悪を裁く藤十郎の人情捕物帳。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

138
質屋藤十郎隠御用 1巻。腰元が持ち込んだ質草にお家騒動の陰謀が、それに巻き込まれた町人文吉の生きざまが気になり、あっという間に読了、後半に質屋「万屋」を営む主人公藤十郎の裏の素性が少し明らかに、次巻が楽しみかな。2015/01/24

Tsuyoshi

61
シリーズ第1作。質屋に訪れる人々やその周辺で起きる出来事が最後に繋がっていく展開。主人公である質屋の主人・藤十郎のミステリアスかつ正義感溢れるキャラ以上に町人達の人情味溢れる関係性により視点が置かれていてなかなか爽やかな読後感だった。2018/08/01

酔拳2

29
質屋、と読メで検索したらラノベがたくさん出てきた。本作は江戸物かつ人情物かつ探偵物のようないろんな要素が詰まったお得な一冊です。銀二貫じゃないが、文吉は一生懸命働いて稼いだ金を見ず知らずの人を救うためにあげてしまう。かー、江戸っ子はこうじゃなくちゃいけねぇや。その行為に何とか報いろうとする亀三、2人とも意地っ張りだねぃ。かー、江戸っ子はこうで…。。。もういいか。締めは主人公藤十郎ばビシィッと決めます。小杉健治安定の面白さ。情けは人の為ならずたぁよく言ったもんだ。2018/12/25

ベルるるる

24
シリーズの1作目。質屋の主人である藤十郎の背景が少しわかって、期待値が上がった。次作も読みます!2018/04/21

ひかつば@呑ん読会堪能中

10
酒を断ち懸命に生きる職人の話と、その職人が絡んでしまった武家の質草に隠された陰謀に質屋の藤十郎が関わるという話。職人たちの人情話が何とも心地よく、出来すぎともいえる結末も良かったが、金に目のない岡っ引きに狙われる藤十郎の本来の姿は少しわかりにくかった。シリーズとしておいおい明かされることを期待。2013/06/03

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