世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

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世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

  • ISBN:9784822284930

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内容説明

図を多用し、その仕組みをたとえを使いながら見せることに重点を置いています。
著者が選んだ基準は、(1)インターネットでメールやブラウザを利用する一般ユーザーの日常のコンピュータで使われていること、(2)特定の状況や高度のソフトウェアだけに使えるものは除くこと、(3)基本的にコンピュータ・サイエンスの理論に基づくこと、です。
扱っている9のアルゴリズムのテーマは、検索エンジンのインデクシング、ページランク、公開鍵暗号、誤り訂正符号、パターン認識、データ圧縮、データベース、デジタル署名、計算不能性。

目次

第1章 イントロダクション―コンピュータが日常的に使っているすごいアイデアはどんなものか
第2章 検索エンジンのインデクシング―世界最大の藁山から針を探す
第3章 ページランク―グーグルを起ち上げたテクノロジー
第4章 公開鍵暗号法―葉書で機密情報を書き送る
第5章 誤り訂正符号―自分で誤りを訂正するシステム
第6章 パターン認識―経験から学ぶ
第7章 データ圧縮―無から有を生み出す
第8章 データベース―一貫性の追求
第9章 デジタル署名―このソフトウェアを本当に書いたのは誰か
第10章 決定不能性とはなにか
第11章 まとめ―指先の天才はもっと賢くなるか

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

87
(1)一般ユーザーが日々使っていて、(2)実際の問題解決に使われている、という2つの条件にマッチした9のアルゴリズムについて、難しい数学理論などの説明抜きで解説する本。取り上げられているのは検索エンジンのインデクシング、ページランク、公開鍵暗号、圧縮、パタン認識、誤り訂正符号、データベースの一貫性保持、デジタル署名、不確定性原理など。かなり噛み砕いて初歩的なたとえ話から説明してくれるので、若干くどいところもあるが分かりやすい。技術系でない人に技術の話をする際の話の例え方の参考にもなった。2014/07/21

えちぜんや よーた

62
単なるプログラミングの知識に関する本ではなくコンピュータ科学に関する本です。高等な数学が必要かというと、原理を知るだけであれば、「数学の知識」は必要はありません。「算数の知識」で十分でしょう。読んだからと言って、特別な魔法の力を得ることはできません。しかし、夜空を見上げて、星座を読み取ることができるアマチュアの天文学者のようになれるかもしれません。こんな人におススメ→大学でコンピュータ科学を専攻する新入生。知識ゼロからwebサービスを始めたい人。日常の疑問を解き明かすための知恵を付けたい人。2013/04/14

かるかん

26
我々は日常においてパソコンという不思議な箱をなんの躊躇いもなく使い続けている。そしてその原理を知っている人は少ないだろう。この本ではその不思議な箱で使われているアルゴリズム(アイデア)を情報工学に造詣が深くない人でもわかるように説明している。実際これらのアイデアを完全に理解しようとすると相当頭を悩ませることになるのだが、そういった複雑な話は一切捨て、さわりだけを簡潔に説明している。 これらのアイデアを知らない人は絶対に読むべき本だ。2014/11/27

ポコポッコ

11
インデクシング、ページランク、公開鍵暗号法、誤り訂正符号、パターン認識、データ圧縮、データベース、デジタル署名、決定不能性、これらについて参考例をもとに説明している。ソースコード等は一切無く、翻訳も明瞭なので(やや素養は必要だが)技術者以外にも楽しく読める内容。本書籍でこれらに興味を持ちより深く知るためにそれぞれの専門書を読むきっかけになりそう。てっきりソートやサーチといった内容かと思っていたが良い意味で裏切られて面白かった。決定不能性は私の知識が追いつかず理解できていないのでもう一度読もうと思う。2020/08/03

Yuka M

11
コンピューター科学の予備知識を求めずに、アルゴリズムについてざっくばらんに説明。難しい数式などは一切でてこないので読み易い。2015/05/05

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