ハヤカワ文庫SF<br> 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)

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ハヤカワ文庫SF
王狼たちの戦旗〔改訂新版〕(上)

  • ISBN:9784150118587

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内容説明

七王国の空に燦然と輝く、真紅の彗星。それは大戦乱時代の到来を告げていた。前王の死後、王妃の策略どおり〈鉄の玉座〉は少年王ジョフリーが継いだ。だが南部諸侯を率いるレンリーに、異国の神の祭司の力をかりるスタニス--少年王の2人の叔父が自分こそ王であると挙兵したのだ! さらに父を処刑されたスターク家の長男ロブも〈北の王〉として蜂起する……ローカス賞を連続受賞した大河ファンタジイ〈氷と炎の歌2〉、待望の第2部!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

44
激動の一部読了後、大学図書館で中々、返されなくて「・・・早く、返さないと締め上げるぞっ」と前借り手を心で呪詛しながら待った第二部(感涙)兄であり、前国王に蟠りを抱くスタニスによって真実を突いた噂を流されるサーセイ、逃げ墜ちて意図もせず、前王の私生児と関わりを持つようになったアリア、自分の愚かさによる父の死から警戒するサンサ、子供であるドラゴンを守るため、王位を奪還しようとするダニーと登場人物の身辺も一気に加速度を増していく。息子から庇護を必要とされなくなったがために焦りを感じるキャトリンの姿は凄く、リアル2013/12/09

アイゼナハ@灯れ松明の火

29
不義の王子が座った〈鉄の玉座〉に二人の王弟が待ったをかける。北の狼にとっては望ましい展開のはずなのに…これ以上ない最悪がスターク家の人々をじわじわと追い詰めていく。キングズ・ランディングの有様やアリアの逃避行を見るにつけ、貴族の争いというものが如何に迷惑で残酷なものかが骨身にしみる気がする。もう誇りや良心なんか持たない方が強いと思わざるを得なくなるなぁ。陰謀渦巻く宮廷で、獅子の身内でありながら〈小鬼〉が憎まれるのはきっと、姿貌やその策謀のせいでなく、その隠れた優しさが疎ましがられているせいに違いない。2012/11/27

ゆう

20
同時並行で進んでる出来事を視点人物を交替させることで上手く表現してると思う。王が乱立して戦国時代の様相へ。登場人物たちが割りとあっさり死んでいくので、お気に入りキャラクターの無事を祈りつつ下巻へ突入。2020/05/22

tom

20
面白い。まだまだ続く。精密に作り上げたファンタジー世界の面白さ、この本にありという感じ。そして、各章ごとに登場人物の一人が主人公になって書き継がれていて、このスタイルが、面白さをかき立てる要素の一つ。どんな展開になるのかと興味津々。2016/12/07

なの

16
我慢できずに、続きを読み始めました。 引き込まれます。安心して読めるのはティリオンくらい。スターク家は悲惨な話ばかり。これからどうなるのか、あっさり人が死ぬのでドキドキする。2023/02/13

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